2022年6月19日 (仮訳)北米西部産の新種の地衣、Pseudocyphellaria perpetua Miadlikowska, J., McCune, B. & Lutzoni, F. 2002. Pseudocyphellaria perpetua, a New Lichen from Western North America. The Bryologist. Available at: https://bioone.org/journals/the-bryologist/volume-105/issue-1/0007-2745(2002)105%5B0001%3APPANLF%5D2.0.CO%3B2/Pseudocyphellaria-perpetua-a-New-Lichen-from-Western-North-America/10.1639/0007-2745(2002)105[0001:PPANLF]2.0.CO;2.short [Accessed June 19, 2022] 【R3-09614】2022/6/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国オレゴン州の森林で採集された地衣の一種を検討し、Pseudocyphellaria perpetuaとして新種記載した。 本種は分子系統解析で単系統群を形成したが、種内にオレゴン州産と米国東部・カナダ東部・ロシア東部産の2つのクレードが認められた。 Pseudocyphellaria属は少なくとも2つのグループからなる多系統群である可能性が高かった。 U.S.A. OREGON. Lane Co., Gwynn Creek trail, within 3 km of Pacific Ocean, Siuslaw National Forest (新種) Pseudocyphellaria perpetua McCune & Miadlikowska 語源…パーペチュア岬の 【よく似た種との区別】 Pseudocyphellaria crocata(ニセキンブチゴケ) 米国に分布する 形態的に類似している(この種に同定されていたことがある) 地衣体がリッチブラウン~灰色 粉芽が帯黄色 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり粉芽塊がほとんどの場合葉縁ではなく葉央に位置するが部分的に葉縁にも位置する 本種と異なり髄層が黄色ではなく白色 本種と異なり上皮層が灰色ではなく褐色の傾向がある 本種と地衣成分のテルペノイドの組成が異なる ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pseudocyphellaria aurata(キンブチゴケ) 米国に分布する 形態的に類似している(この種に同定されていたことがある) 髄層が黄色 粉芽塊が葉縁に位置する ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり共生藻がシアノバクテリアではなく緑藻である ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される