(仮訳)葉のある苔類に生じた分生子形成性子嚢菌の新種Pseudomicrodochium bryophilum
Döbbeler, P. & Braun, U. 2021. Pseudomicrodochium bryophilum – a new conidium-forming ascomycete on foliose liverworts. Schlechtendalia. Available at: https://public.bibliothek.uni-halle.de/schlechtendalia/article/view/2592/2617 [Accessed December 13, 2021] 【R3-09050】2021/12/13投稿

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3行まとめ

米国、ロシア、日本、ドイツ、オーストリアにおいてフクロヤバネゴケ属およびテガタゴケ属の苔類に生じた菌を検討し、Pseudomicrodochium bryophilumとして新種記載した。
本種は分生子果が極小であり、フィアロ型分生子が淡褐色で2隔壁を有することなどで特徴づけられ、宿主に深刻な損傷は認められなかった。
以前に公表されたPseudomicrodochium属菌の検索表を更新した。
USA, Maine, Washington County, Town of Beals, Great Wass Island, Great Wass Island Preserve, Little Cape Point Trail

(新種)

Pseudomicrodochium bryophilum Döbbeler & U. Braun
語源…コケを好む
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudomicrodochium triseptatum
分生子が有色
本種と異なり米国、ロシア、日本、ドイツ、オーストリアではなくペルーなどに分布する
本種と異なりフクロヤバネゴケ属およびテガタゴケ属の苔類ではなくヤシなどに生息する
本種と異なり分生子が淡褐色ではなく帯オリーブ色
本種と異なり分生子が隔壁部で顕著に狭窄し、遠位細胞が半球形、近位細胞がやや基部にかけて細まるのではなく、隔壁部で凶作せず基部が丸い
本種と異なり分生子の隔壁数が常に2ではなく(1-)3