2026年4月7日 (仮訳)Psora altotibetica:チベット・ヒマラヤ地域産の新種の地衣 Timdal, E., Obermayer, W. & Bendiksby, M. 2016. Psora altotibetica (Psoraceae, Lecanorales), a new lichen species from the Tibetan part of the Himalayas. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/articles.php?id=8824 [Accessed April 7, 2026] 【R3-13781】2026/4/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チベット・ヒマラヤ高山帯で採集された地上生地衣の一種を検討し、Psora altotibeticaとして新種記載した。 本種は形態的にP. indigirkaeに類似していたが、分子系統解析ではP. tenuifoliaおよびP. vallesiacaに近縁であった。 また、P. tenuifoliaおよびP. vallesiacaを中国およびヒマラヤからの新産種として報告した。 中国チベット自治区ヒマラヤ山脈ネラ・ツォ(=ニ・ラ・フー)への道沿いの小集落 (新種) Psora altotibetica Timdal, Obermayer & Bendiksby 語源…高地チベットの 【よく似た種との区別】 Psora indigirkae 本種と異なり中国、ネパールではなくロシアなどに分布する 形態的に最も類似している 地衣成分としてジロホール酸を含む 本種と異なり子器が黒色ではなく褐色で、しばしば赤みを帯びる 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてブルゲアン酸を含む ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Psora tenuifolia 中国に分布する ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で姉妹種として近縁 本種と異なりロシア、米国、カナダにおける分布が知られている 本種より地衣体の鱗片が薄い 本種より地衣体の鱗片が斜上する 本種より地衣体の縁が白い 本種より地衣体の粉霜が少ない 本種と異なり下皮層が良好に発達する 本種と異なり下皮層が主に背斜状に配列する菌糸からなる 本種と異なり下皮層菌糸が蓚酸カルシウム結晶に密に覆われる 本種と異なり地衣成分としてゼオリンおよび通常はノルスチクチン酸を含む ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Psora vallesiaca 中国に分布する ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタン、ギリシャ、ノルウェーにおける分布が知られている 本種より地衣体の縁が白色 本種より地衣体の縁が上向きに巻く 本種より地衣体の鱗片の粉霜が少ない 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Psora decipiens 中国およびヒマラヤ地域に分布する 本種と異なり地衣体の鱗片が橙色〜赤色またはばら色 本種より地衣体が規則的な円形で縁が通常上に巻き、縁部が円鋸歯状 本種と異なり子器が常に葉縁に生じる 本種と異なり地衣成分を欠くか、稀にノルスチクチン酸、ごく稀にヒポサラジン酸とヒポスチクチン酸を含む Psora nipponica 本種と下皮層の形態が異なる Psora rubiformis(ハナビラチイ) 本種と下皮層の形態が異なる Psora montana 本種と異なり地衣体の鱗片が中程度の褐色〜栗色 本種と異なり子器が褐色 本種より子器が扁平である Psora russellii 地衣成分としてジロホール酸を含むことがある ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国、ネパールではなくメキシコなどに分布する 本種より地衣体の鱗片のサイズが大きい 本種より地衣体の鱗片が円形で、しばしば中央が窪む 本種と異なり地衣成分としてほぼ常にノルスチクチン酸が主要化合物である ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (中国、ヒマラヤ地域新産種) Psora tenuifolia Timdal 【よく似た種との区別】 Psora altotibetica 中国に分布する ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で姉妹種として近縁 本種と異なりロシア、米国、カナダにおける分布が知られていない 本種より地衣体の鱗片が厚い 本種ほど地衣体の鱗片が斜上しない 本種ほど地衣体の縁が白くない 本種より地衣体の粉霜が覆い 本種と異なり下皮層が良好に発達するという特徴を欠く 本種と異なり下皮層が主に背斜状に配列する菌糸からなるという特徴を欠く 本種と異なり下皮層菌糸が蓚酸カルシウム結晶に密に覆われるという特徴を欠く 本種と異なり地衣成分としてゼオリンおよび通常はノルスチクチン酸を含むという特徴を欠く ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (中国、ヒマラヤ地域新産種) Psora vallesiaca (Schaerer) Timdal 【よく似た種との区別】 Psora altotibetica 中国に分布する ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタン、ギリシャ、ノルウェーにおける分布が知られていない 本種より地衣体の縁が白色でない 本種より地衣体の縁が上向きに巻くという特徴を欠く 本種より地衣体の鱗片の粉霜が覆い 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含まない ITS+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される