2024年12月20日 (仮訳)タイ産の新種Pterula siamensisおよび新産種Pterulicium xylogenum Appadoo, MA. et al. 2024. Pterula siamensis sp. nov. (Basidiomycota, Pterulaceae) and the first record of Pterulicium xylogenum from Thailand. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.677.3.2 [Accessed December 20, 2024] 【R3-12360】2024/12/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンラーイ県においてタケに発生した菌を検討し、Pterula siamensisとして新種記載した。 本種は柄が先端で屈曲し革質であり、シスチジアが円筒形で時に頭状であることなどで特徴づけられた。 また、タイ新産種としてPterulicium xylogenumを報告した。 Mae Chan District, San Sai, Chiang Rai Province, Thailand (新種) Pterula siamensis Appad. & raspé 語源…シャム産の 【よく似た種との区別】 Pterula verticillata アジアに分布する 形態的によく類似している ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくブルネイなどに分布する 本種と異なり子実体の枝の先端がより淡色で類白色である 本種と異なり子実体が4-5段の2-9本の枝ではなく2-6段の3-4本の枝からなり、枝の頂部が斜上する 本種と異なり柄が半透明である 本種と異なり柄が革質で上部なのではなく肉質 本種と異なりシスチジアの先端が嘴状 ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pterula capillaris タケ類と関係を持つ 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体の先端が円筒形で針状に細まるのではなく筆状で圧着する Pterula vinacea アジアに分布する ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくインドネシアなどに分布する 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種と異なり子実体が淡灰褐色ではなく帯ワイン色 ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (タイ新産種) Pterulicium xylogenum (Berk. & Broome) Corner