2014年8月21日 (仮訳)スペインで眼感染症患者から分離された新種Pyrenochaeta keratinophila Verkley, GJM. et al., 2010. Pyrenochaeta keratinophila sp. nov., isolated from an ocular infection in Spain. Revista Iberoamericana de Micología. …. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1130140609000308 [Accessed August 20, 2014]. 【R3-01022】2014/08/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペインで77歳女性の角膜切屑から分離された分生子果不完全菌を検討し、Pyrenochaeta keratinophilaとして新種記載した。 本種はコロニーが帯灰オリーブ色~帯緑オリーブ色で、分生子殻の主に孔口周辺に疎らに剛毛が分布し、気生菌糸からフィアロ型分生子を形成することなどで特徴づけられた。 また、ITS領域の塩基配列を決定し、本種がレプトスフェリア科菌類と近縁であることを示した。 Alicante, Spain (新種) Pyrenochaeta keratinophila Verkley, Ferrer et Gené 語源…ケラチンを好む 【よく似た種との区別】 Pyrenochaeta unguis-hominis 臨床検体から分離されることがある 分生子柄の形態が非常に類似している 分生子の形態が非常に類似している 本種と異なり分生子殻の剛毛が主に孔口周辺に疎らに生じるのではなく、通常より豊富で表面全体に分布する 本種と異なり菌糸体から分生子を形成する特徴を欠く 本種と異なりOA培地でのコロニーが帯灰オリーブ色~帯緑オリーブ色ではなく淡黄褐色~帯ワイン褐色 Pyrenochaeta mackinnonii 臨床検体から分離されることがある 本種と異なり菌糸体から分生子を形成する特徴を欠く 本種よりコロニーの生長が制限される 本種と異なりコロニーが隆起するか皺状になる Pyrenochaeta romeroi 臨床検体から分離されることがある 本種と異なり離散する分生子形成細胞を有する 本種と異なり菌糸体から分生子を形成する特徴を欠く 本種と異なりコロニーが帯灰オリーブ色~帯緑オリーブ色ではなく帯灰セピア色~暗灰黒色