2016年2月8日 (仮訳)稀なのか、見過ごされてきたのか?Lyromma属地衣の2種がアフリカから新たに報告された Farkas, E. & Flakus, A., 2015. Rare or Overlooked? — Two Species of Lyromma (Lyrommataceae, Lichenized Ascomycota) are New for Africa. Herzogia. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.13158/heia.28.1.2015.204 [Accessed February 8, 2016]. 【R3-02636】2016/02/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来新熱帯からのみ知られていたLyromma属地衣の2種、L. multisetulatumおよびL. pilosumをアフリカ新産種として報告した。 前者はケニアおよびタンザニア、後者はタンザニアにおいて見出された。 本属の地衣がアフリカにおいて稀であり、かつ見過ごされてきたため、十分に採集されていないと結論付けた。 (アフリカ、ケニア、タンザニア新産種) Lyromma multisetulatum Flakus & Farkas 【よく似た種との区別】 Lyromma pilosum ブラジル、ボリビア、タンザニアに分布する 粉子器の形態が非常に類似している 本種と異なり被子器の剛毛の数が(10-)15-20ではなくより少ない 本種より被子器の剛毛が短い 本種ほど被子器の剛毛が屈曲しない 本種より粉子器の剛毛の数が少ない (アフリカ、タンザニア新産種) Lyromma pilosum Lücking 【よく似た種との区別】 Lyromma multisetulatum ブラジル、ボリビア、タンザニアに分布する 粉子器の形態が非常に類似している 本種と異なり被子器の剛毛の数がより多く(10-)15-20である 本種より被子器の剛毛が長い 本種より被子器の剛毛が屈曲する 本種より粉子器の剛毛の数が多い Lyromma nectandre アフリカに分布する 粉子器の剛毛が下向きに屈曲する 大分生子の形態がかなり類似している 本種と異なり粉子器の剛毛が単一の菌糸ではなく癒着した複数の菌糸からなる