2014年2月15日 (仮訳)インドでアラビアゴムモドキに発生するRavenelia acaciae-arabicaeとRavenelia evansiiは別種である Shivas, R. et al., 2013, Ravenelia acaciae-arabicae and Ravenelia evansii are distinct species on Acacia nilotica subsp. indica in India. australasianmycology.com. Available at: http://australasianmycology.com/pages/pdf/31/AM_31_Shivas.pdf [Accessed February 15, 2014]. 【R3-00396】2014/02/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Ravenelia acaciae-arabicaeとR. evansiiは夏胞子の形態が異なるにもかかわらず、従来同種として扱われる例が多かった。 インドにおいてアラビアゴムモドキに発生する両種について、南アフリカ産タイプ標本を含めた再検討を行い、別種であることを示した。 また、さび胞子世代の菌が両種の標本に見出されたが、これらが互いに同種なのか、Ravenelia属菌2種のいずれかまたは全く別の種に相当するのかは不明であった。 (その他掲載種) Ravenelia acaciae-arabicae Mundk. & Thirum. 【よく似た種との区別】 Ravenelia evansii インドに分布する 同じアラビアゴムモドキを宿主とする 形態が類似している(シノニムとして扱われることもあった) 本種と異なり南アフリカに分布する 本種と異なりアラビアゴムモドキ以外のアカシア属植物も宿主として知られる 本種と異なり夏胞子の装飾が小刺状ではなく顕著な疣状 本種と異なり夏胞子の発芽孔の数が6-10ではなく4-6 本種と冬胞子の形態が異なる (その他掲載種) Ravenelia evansii Syd. & P. Syd. 【よく似た種との区別】 Ravenelia acaciae-arabicae インドに分布する 同じアラビアゴムモドキを宿主とする 形態が類似している(シノニムとして扱われることもあった) 本種と異なり南アフリカでの分布が知られていない 本種と異なりアラビアゴムモドキ以外のアカシア属植物が宿主として知られていない 本種と異なり夏胞子の装飾が顕著な疣状ではなく小刺状 本種と異なり夏胞子の発芽孔の数が4-6ではなく6-10 本種と冬胞子の形態が異なる Ravenelia spegazziniana アカシア属植物を宿主とする 本種と異なり夏胞子の装飾が輪状の伸長部を伴う先端の丸い疣状ではなく、中心に窪みのある先端が平らな疣状 ※この他、Aecidium属の一種を掲載した。本種は南アフリカおよびインドでアカシア属植物から見出されたが、互いに同種なのかどうかは不明であった。また、上に挙げた2種とのテレオモルフ-アナモルフ関係も不明である。著者らは、DNA配列の解析が必要だとしている。