(仮訳)Akanthomyces ampulliferの再導入:ドイツで再発見されたハエ目の病原菌における遺伝子バーコードと培養菌株の提供および記載文の更新
Kubátová, A., Kunz, B. & Hubka, V. 2024. Reintroducing Akanthomyces ampullifer: providing genetic barcodes, culture, and updated description for the dipteran pathogen rediscovered in Germany. Mycoscience. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mycosci/advpub/0/advpub_MYC645/_pdf [Accessed October 17, 2024] 【R3-12167】2024/10/17投稿

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3行まとめ

ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州の地下空間においてヒメガガンボ科のLimonia nubeculosaに発生した菌を検討し、Akanthomyces ampulliferと同定した。
本研究では初めて本種の培養菌株とDNAバーコードを取得した。
本種は低温に適応しており、25°Cで生長しない一方、10°Cで最も活発に胞子を形成した。

(その他掲載種)

Akanthomyces ampullifer (Petch) Mains
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Akanthomyces aranearum
昆虫寄生菌である
分生子のサイズが類似している
本種と異なりコオロギ科昆虫を宿主とする
本種と異なり分生子が楕円形~長楕円形
Akanthomyces clavatus
分生子のサイズが類似している
本種と異なりフィアライドが疣状
Akanthomyces fragilis
分生子のサイズが類似している
本種と異なりフィアライドが疣状
Akanthomyces dipterigenus
同じハエ目昆虫に寄生する
分生子が長い
本種と異なり分生子柄の分枝が輪生する
本種と異なり分生子が鎖生するのではなく頭状をなす
ITS+nrLSU+tef1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される