クロアチアにおいてダイズに発生するDiaporthe属菌の解明

Santos, JM. et al., 2011. Resolving the Diaporthe species occurring on soybean in Croatia. Persoonia. … Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3251324/ [Accessed May 3, 2015].
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3行まとめ
  1. クロアチアにおいてダイズを宿主とするDiaporthe/Phomopsis属菌の系統分類学的研究を行った。
  2. 形態学的検討およびITS、EF-1αに基づく分子系統解析の結果4種を認め、うちD. novemを新種記載した。
  3. また、新組み合わせ/新階級D. caulivora、新組み合わせD. longicollaを提唱した。
掲載種 (4)
新組み合わせ・新階級(新組み合わせ・新階級)
Diaporthe caulivora↗
(Athow & Caldwell) J.M. Santos, Vrandecic & A.J.L. Phillips
旧名:Diaporthe phaseolorum var. caulivora Athow & Caldwell
※本種のネオタイプ標本を指定した。
📍Croatia, Osijek地図で開く ↗
比較 (1)
↗
○クロアチアに分布する
○同じダイズを宿主とする
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢殻の幅が僅かに狭い
✕本種より子嚢殻の頸部が短い
✕本種より子嚢が長い
✕本種と異なり分生子果(およびα、β分生子)が極めて稀なのではなく常に形成する
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Diaporthe longicolla↗
(Hobbs) J.M. Santos, Vrandecic & A.J.L. Phillips
旧名:Phomopsis longicolla Hobbs
比較 (2)
↗
○クロアチアに分布する
○同じダイズを宿主とする
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり分生子果が単生するという特徴を欠く
✕本種と異なりα分生子しか形成しないという特徴を欠く
✕本種と異なり異なる交配型同士の交配試験でテレオモルフを決して形成しないのではなく形成する
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○クロアチアに分布する
○同じダイズを宿主とする
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子果のサイズが小さい
✕本種より分生子柄が短い
✕本種より分生子形成細胞が短い
✕本種と異なりα分生子しか形成しないのではなくαおよびβ分生子を形成する
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Diaporthe novem
J.M. Santos, Vrandecic & A.J.L. Phillips
語源…9の(本種の仮称、Phomopsis sp. 9より)
※本種の宿主としてダイズを初めて報告した。
📍Croatia, Slavonija地図で開く ↗
比較 (3)
↗
✕本種より子嚢殻の頸部がずっと短い
✕本種より子嚢が長い
✕本種より子嚢の幅が狭い
✕本種と異なり分生子が円筒形ではなく紡錘状楕円形
↗
○クロアチアに分布する
○同じダイズを宿主とする
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり分生子果が単生する
✕本種と異なりα分生子しか形成しない
✕本種と異なり異なる交配型同士の交配試験でテレオモルフを形成するのではなく決して形成しない
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりダイズ、オオトウワタ、ルイボス、ヒマワリ、アジサイ、ブドウではなくフェンネルを宿主とする
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
その他掲載種(その他掲載種)
Diaporthe phaseolorum↗
(Cooke & Ellis) Sacc.
※Diaporthe camptothecaeを形態的、系統的に区別できないことから本種のシノニムとした。
比較 (3)
↗
○同じダイズを宿主とする
○培養下で容易にテレオモルフおよびアナモルフを形成する
✕本種より子嚢殻の幅が広い
✕本種より子嚢が長い
✕本種と異なり子嚢が楕円形ではなく円筒形
✕本種より子嚢胞子のサイズが大きい
✕本種と異なりα、β分生子を両方形成するのではなくα分生子のみを形成する
✕本種と異なりα分生子が卵形ではなく紡錘形
↗
○クロアチアに分布する
○同じダイズを宿主とする
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子果のサイズが大きい
✕本種より分生子柄が長い
✕本種より分生子形成細胞が長い
✕本種と異なりαおよびβ分生子を形成するのではなくα分生子しか形成しない
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○クロアチアに分布する
○同じダイズを宿主とする
○ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢殻の幅が僅かに広い
✕本種より子嚢殻の頸部が長い
✕本種より子嚢が短い
✕本種と異なり分生子果(およびα、β分生子)を常に形成するのではなく極めて稀
✕ITSおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
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