2020年10月14日 (仮訳)インド北東部産の発光きのこの新種、Roridomyces phyllostachydis Karunarathna, SC. et al., 2020. Roridomyces phyllostachydis (Agaricales, Mycenaceae), a new bioluminescent fungus from Northeast India. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.459.2.6 [Accessed October 14, 2020] 【R3-07774】2020/10/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、メーガーラヤ州の竹林において枯れたタケに発生した菌を検討し、Roridomyces phyllostachydisとして新種記載した。 本種は柄および菌糸体が発光し、担子器および担子胞子が比較的大型であることなどで特徴づけられた。 インドからのRoridomyces属菌の報告は初となった。 India, Meghalaya, East Khasi Hills District, Mawlynnong (新種) Roridomyces phyllostachydis Karun., Mortimer, Axford 語源…マダケ属の 【よく似た種との区別】 Roridomyces austrororidus 傘のサイズが類似している 傘が淡黄褐色~帯褐色 傘がやや臍状~臍状 傘中央部表面に帯褐色の小鱗片を有する 本種と異なりインドではなくチリなどに分布する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が卵形~広楕円形 本種より縁シスチジアが長い 本種より傘表皮細胞のサイズが大きい Mycena gombakensis アジアに分布する 傘がベージュ色で中央部が褐色 襞がやや垂生~垂生する 柄が強く緑色に発光する 本種と異なりインドではなくマレーシアなどに分布する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり襞縁部に稔性がある 本種と異なり縁シスチジアが円筒形~不規則形で指状突起を有する 本種と異なり傘表皮菌糸に指状突起を有する 本種と異なり柄シスチジアを欠く Roridomyces pruinosoviscidus 子実体に発光性を有する 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なり傘がベージュ色または淡桃色でない 本種と異なり傘縁部が屈曲する 本種と異なり柄頂部が帯橙色 本種と異なり柄ではなく子実体全体が発光する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい Roridomyces roridus(ヌナワタケ) 担子胞子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なりタケではなく主に針葉樹の樹下に発生する 本種と異なり傘がベージュ色または淡桃色ではなく淡褐色~黄褐色で白色または帯黄色に退色し、全体が白色になる 本種と異なり傘が鐘形~ほぼ扁平 本種と異なり柄全体が白色 本種と担子胞子のサイズがやや異なる 本種と異なり担子胞子が楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される