2021年9月1日 (仮訳)パキスタン産の新種、Rubroboletus himalayensis Sarwar, S. et al., 2021. Rubroboletus himalayensis – A new mushroom from Pakistan. Bangladesh Journal of Plant Taxonomy. Available at: https://www.banglajol.info/index.php/BJPT/article/view/54206 [Accessed September 1, 2021] 【R3-08740】2021/9/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、ヒマラヤ山脈の温帯林で採集された菌を検討し、Rubroboletus himalayensisとして新種記載した。 本種は針葉樹樹下に生じ、傘が帯赤橙色~明赤色、管孔が帯黄色で上生~直生し、孔口面が帯黄赤色~帯赤色、柄が塊茎状、担子胞子が楕円形~紡錘形であることなどで特徴づけられた。 本種のマイコケミカル分析を実施し、タンパク質、トリテルペノイド、フラボノイド、タンニン、およびフェノール類を検出し、抗酸化活性を調査した。 Pakistan, Murree, Changla gali (新種) Rubroboletus himalayensis Sarwar & Khalid 語源…ヒマラヤ産の 【よく似た種との区別】 Rubroboletus dupainii 傘が明赤色 子実層托が明赤色 肉が淡黄色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマツ属およびモミ属ではなくオーク類と関係を持つ 本種と異なり柄が棍棒形~不規則形ではなく上下同大 本種と異なり柄表面の頂部のみに点状模様をあらわすという特徴を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rubroboletus latisporus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実層托が血赤色~暗赤色ではなく成熟時黄色~橙赤色 本種と異なり肉がクリーム色ではなく類白色~帯灰色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rubroboletus lupinus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が淡桃色~帯赤桃色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rubroboletus rhodoxanthus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄が傷ついても変色しない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rubroboletus esculentus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり肉がクリーム色ではなく黄色~明黄色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される