2018年11月15日 (仮訳)米国東部産の普通種でありながら見過ごされてきた新種、Russula parvovirescens Buyck, B., Mitchell, D. & Parrent, J. 2006. Russula parvovirescens sp. nov., a common but ignored species in the eastern United States. Mycologia. Available at: https://doi.org/10.1080/15572536.2006.11832664 [Accessed November 14, 2018] 【R3-05675】2018/11/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国で採集された菌を検討し、Russula parvovirescensとして新種記載した。 本種は小型のR. virescens、あるいは緑色型のR. crustosaと見なされ、誤同定されてきた。 本種は傘表皮の特徴的な末端細胞により、両種と容易に識別された。 North Carolina, Asheville (新種) Russula parvovirescens Buyck, D. Mitch. & Parrent 語源…小型のRussula virescens 【よく似た種との区別】 Russula virescens(アイタケ) 形態的に類似している(混同されてきた) 担子胞子が淡色 分子系統解析で近縁(先行研究) 本種より子実体が大型 本種より傘表皮の末端細胞のサイズが小さい 本種より傘表皮の末端細胞の形状がずっと細長い Russula crustosa(ヤブレキチャハツ) 形態的に類似している(混同されてきた) 担子胞子が淡色 傘表皮の末端細胞の長さが同等のことがある 分子系統解析で近縁(先行研究) 本種より傘表皮の末端細胞のサイズが小さい 本種より傘表皮の末端細胞の形状がずっと細長い Russula aeruginea(クサイロハツ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘が緑色 本種ほど傘表面が壊れたり断片化したりしない Russula redolens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘が緑色 本種ほど傘表面が壊れたり断片化したりしない Russula variata 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘が緑色 本種ほど傘表面が壊れたり断片化したりしない Russula heterophylla(ウグイスハツ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘が緑色 本種ほど傘表面が壊れたり断片化したりしない Russula subgraminicolor 形態的に類似している(混同のおそれがある) 傘が緑色 本種ほど傘表面が壊れたり断片化したりしない