2025年3月18日 (仮訳)アスタコイデスノコギリクワガタの蛹室壁から分離された新種、Scheffersomyces tanahashii Shelomi, M. 2025. Scheffersomyces tanahashii sp. nov., isolated from the cocoon wall of the stag beetle Prosopocoilus astacoides blanchardi. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.006720 [Accessed March 18, 2025] 【R3-12624】2025/3/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾においてアスタコイデスノコギリクワガタの蛹室壁から分離された酵母の一種を検討し、Scheffersomyces tanahashiiとして新種記載した。 本種はキシロースを発酵し、系統的にも同様の性質を有する種からなるサブクレードに含まれた。 本種は分子系統解析で独自の系統を形成し、近縁種とも生理学的形質が異なっていた。 台湾苗栗県泰安郷 (新種) Scheffersomyces tanahashii Shelomi 語源…クワガタムシと酵母の共生関係の研究者、棚橋薫彦氏に献名 【よく似た種との区別】 Scheffersomyces shehatae 子嚢胞子を形成しない 偽菌糸を形成する D-キシロースを資化可能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりL-ラムノースを資化不能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scheffersomyces henanensis 偽菌糸を形成する D-キシロースを資化可能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子を形成する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される