2024年6月8日 (仮訳)形態形質および系統解析により証拠づけられた中国産の新種、Scytinostroma bambusinum Ji, X-H. et al. 2024. Scytinostroma bambusinum sp. nov. (Russulales, Basidiomycota) in China evidenced by morphological characteristics and phylogenetic analyses. Biodiversity Data Journal. Available at: https://bdj.pensoft.net/article/115975/ [Accessed June 8, 2024] 【R3-11775】2024/6/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国江西省において枯れたタケに発生した菌を検討し、Scytinostroma bambusinumとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で新鮮時白色~クリーム色、担子胞子がアミロイド、シスチジアを欠き、2菌糸型で単純隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種はITS+nrLSUに基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 中国江西省吉安市井岡山市 (新種) Scytinostroma bambusinum X.H. Ji 語源…タケの 【よく似た種との区別】 Scytinostroma acystidiatum 東アジアに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく韓国などに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種よりシスチジオールのサイズが小さい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scytinostroma renisporum アジアに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくインドネシアなどに分布する 本種と異なり子実体が膜質~紙質 本種と異なりグレオシスチジアを有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scytinostroma alutum 担子胞子がアミロイドである シスチジアを欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくフランスなどに分布する 本種と異なり子実体が背着生~半背着生 本種と異なり子実層面が亀裂状 本種より担子器のサイズが大きい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scytinostroma arachnoideum 担子胞子がアミロイドである シスチジアを欠く 本種と異なり子実体が綿毛状 本種と異なり根状菌糸束を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい Scytinostroma yunnanense 中国に分布する 担子胞子がアミロイドである シスチジアを欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される