(仮訳)Seiridium venetumの再記載および中国のCamellia reticulataから分離された新種S. camelliae
Maharachchikumbura, SSN. et al. 2015. Seiridium venetum redescribed, and S. camelliae, a new species from Camellia reticulata in China. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-015-1110-7 [Accessed April 17, 2025] 【R3-12713】2025/4/17投稿

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3行まとめ

中国雲南省において葉枯病のCamellia reticulataに発生した菌を検討し、Seiridium camelliaeとして新種記載した。
本種は分生子が楕円形~紡錘形で6細胞からなり、中央4細胞が褐色で、頂部と基部に角状の短い付属糸を有し、PDA培地上でのコロニーが白色で、黒色の分生子果を形成することなどで特徴づけられた。
また、イタリアでセイヨウサンシュユの枯枝から採集された標本を基にS. venetumを再記載し、この新鮮な標本をレファレンス標本に指定した。
中国雲南省楚雄市紫渓山

(新種)

Seiridium camelliae Maharach. & K.D. Hyde
語源…ツバキ属の
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【よく似た種との区別】
Seiridium phylicae
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Seiridium eriobotryae
中国に分布する
本種より分生子が長い

(その他掲載種)

Seiridium venetum (Saccardo) Nag Raj
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【よく似た種との区別】
Seiridium ceratosporum
分生子頂部の付属糸が分枝することがある
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが大きい
本種より分生子頂部の付属糸が長い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される