(仮訳)顔面白癬の新規潜在的病原菌の新種、Simplicillium sinense
Yan, Q-H. et al. 2023. Simplicillium sinense sp. nov., a novel potential pathogen of tinea faciei. Frontiers in Microbiology. Available at: https://www.frontiersin.org/journals/microbiology/articles/10.3389/fmicb.2023.1156027/full [Accessed August 5, 2024] 【R3-11949】2024/8/5投稿

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3行まとめ

中国北京市において46歳男性糖尿病患者に発生した顔面白癬から分離された菌を検討し、Simplicillium sinenseとして新種記載した。
本種はヒトの組織から得られた3番目のSimplicillium属菌となった。
抗真菌薬感受性試験において、本種はほとんどのアゾール系抗真菌薬に対して耐性を示したが、テルビナフィンには感受性を示し、同剤による治療が奏効した。
中国北京市空軍総医院

(新種)

Simplicillium sinense X.Y. Yuan, Jing Z. Sun & H.W. Liu
語源…中国産の
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【よく似た種との区別】
Simplicillium guizhouense
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種よりフィアライドが長い
本種ほどフィアライドの形状が細長くない
本種より分生子のサイズが大きい
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Simplicillium minatense
フィアライドのサイズが類似している
フィアライドの形状が類似している
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが大きい
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される