2023年5月14日 (仮訳)フィンランド新産のVerrucaria属稀産種6種 Pykälä, J. & Breuss, O. 2009. Six rare Verrucaria species new to Finland. Österreichische Zeitschrift für Pilzkunde. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/OestZPilz_18_0123-0127.pdf [Accessed May 14, 2023] 【R3-10602】2023/5/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フィンランドから6種の稀なVerrucaria属地衣を報告した。 そのうち4種はタイプ標本のみしか知られていない種であり、3種はフェノスカンジアからの報告としても初となった。 各種について記載文および生態に関する記述などを掲載した。 (フェノスカンジア、フィンランド新産種) Verrucaria banatica Servít 【よく似た種との区別】 Verrucaria subdolosa 形態的に類似している(同種の可能性がある) 本種より被子器のサイズがやや小さい 本種より周糸が短い Verrucaria gudbrandsdalensis 岩上生地衣である 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なり石灰岩ではなく珪質岩または若干石灰を含む岩に生じる 本種と異なり果殻が黒色 Verrucaria muralis(サトノアナイボゴケ) 本種と異なり子囊果周辺組織外壁が果殻の半分未満を覆う (フィンランド新産種) Verrucaria carbonella Nyl. 【よく似た種との区別】 Verrucaria corticola 被子器のサイズが小さい 子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり樹皮生である 本種と異なり被子器が地衣体組織で薄く覆われる Verrucaria hegetschweileri 形態的に類似している(この種に誤同定された) (フェノスカンジア、フィンランド新産種) Verrucaria fraudulosa Nyl. (フィンランド新産種) Verrucaria invenusta H. Magn. (フェノスカンジア、フィンランド新産種) Verrucaria lignicola Zschacke 【よく似た種との区別】 Verrucaria trabicola 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (フィンランド新産種) Verrucaria magnussoniana Servít 【よく似た種との区別】 Verrucaria illinoisensis フィンランドに分布する 本種より地衣体が淡色 本種より果殻の幅が広い