2021年7月7日 (仮訳)メキシコの熱帯雲霧林産の新種、Smardaea isoldae Raymundo, T. & Valenzuela, R. 2021. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2021/00000136/00000001/art00007 [Accessed July 7, 2021] 【R3-08573】2021/7/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、イダルゴ州の雲霧林で材に発生した盤菌の一種を検討し、Smardaea isoldaeとして新種記載した。 本種は子嚢盤の子実層面がオリーブ色、外面が暗オリーブ色~黒色である点で本属菌としては特異であった。 Smardaea属菌の検索表を掲載した。 Mexico, Sierra Madre Oriental, Hidalgo State, Tlanchinol municipality, El Temazate (新種) Smardaea isoldae Raymundo & R. Valenz. 語源…メキシコの生物地理学者、Isolda Luna Vega博士に献名 【よく似た種との区別】 Smardaea amethystina 子嚢盤が幼時杯状でのちに盤状になる 子嚢胞子の装飾が類似している 子嚢胞子に半球形の嘴状突起を有する 側糸が糸状で分枝せず、先端が膨大する 側糸に隔壁を有する 本種と異なりメキシコではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なり熱帯雲霧林に生息するという特徴を欠く 本種と異なり材ではなく砂質土壌に生じる 本種より子嚢盤の直径が大きい 本種と異なり子実層面がオリーブ色、帯灰緑色、暗緑色~オリーブ褐色ではなく暗紫色~帯黒紫色 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Smardaea australis 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 Smardaea marchica 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 Smardaea planchonis 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 Smardaea reticulosperma 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 Smardaea verrucispora 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 Smardaea ovalispora 子嚢胞子の形状が類似している 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が楕円形 本種と異なり子嚢胞子表面が平滑 Smardaea microspora 子嚢胞子の形状が類似している 本種と異なり子嚢胞子表面が成熟時微細な網目状 Smardaea protea 子嚢胞子の形状が類似している 本種と子嚢胞子の装飾が異なる Smardaea australis 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 本種と子嚢胞子の装飾が異なる Smardaea planchonis 本種と異なり子嚢胞子が球形~類球形 本種と子嚢胞子の装飾が異なる