2024年5月28日 (仮訳)ニュージーランド産の新規の微小菌類 Braun, U. & Hill, CF. 2013. Some new micromycetes from New Zealand. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-006-0002-2 [Accessed May 28, 2024] 【R3-11741】2024/5/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランドで採集された多数の微小菌類を報告した。 そこからCercospora alchemillicolaなど6新種と1新変種を記載した。 複数の新組み合わせ、新学名を提唱したほか、21種のニュージーランド新産種を報告した。 New Zealand, Auckland, Western Springs Gardens (新種) Cercospora alchemillicola U. Braun & C.F. Hill 語源…ハゴロモグサ属に生息する 【よく似た種との区別】 Cercospora apii ニュージーランドに分布する 本種と異なり分生子柄が密に束生するという特徴を欠く 本種と異なり分生子柄が頻繁に分枝するという特徴を欠く 本種より分生子柄の脱離痕のサイズが大きい 本種と異なり分生子が倒棍棒形~類円筒形でない 本種より分生子のへそのサイズが大きい New Zealand, Auckland, Western Springs Gardens (新種) Entylomella geranii U. Braun & C.F. Hill 語源…フウロソウ属の New Zealand, Auckland, Mt. Albert (新種) Gonatophragmium obscurum U. Braun & C.F. Hill 語源…不明瞭な 【よく似た種との区別】 Gonatophragmium mori 本種と異なり病斑がかなり顕著である 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の隔壁数が1-7でほとんどの場合3 Gonatophragmium mangiferae 本種と異なり病斑がかなり顕著である 本種より分生子のサイズが大きい Gonatophragmium kuanense 本種と異なり病斑がかなり顕著である 本種と異なり分生子が紡錘形でしばしば屈曲し、非常に顕著な円錐状の小歯を有する 本種と異なり分生子の隔壁数が通常2-3 New Zealand, Auckland, Mt. Albert (新種) Pseudocercospora cymbidiicola U. Braun & C.F. Hill 語源…シュンラン属に生息する 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora odontoglossi ニュージーランドに分布する 本種と異なりヨーロッパ、北米における分布が知られている 本種と異なり子座が良好に発達するという特徴を欠く 本種と異なり子座が大型でない 本種と異なりスポロドキアを形成するという特徴を欠く 本種より分生子柄が濃色 本種と異なり分生子柄が薄壁でない 本種より分生子の幅が広い New Zealand, Auckland, Western Springs Gardens (新種) Pseudocercosporella myopori U. Braun & C.F. Hill 語源…ハマジンチョウ属の 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora gei 形態的に類似している 本種と異なりニュージーランドではなくアジア、北米などに分布する 本種と異なりハマジンチョウ属ではなくダイコンソウ属植物などを宿主とする 本種と異なり病斑が顕著である 本種と異なり分生子柄が分枝しない Pseudocercospora nicolai 形態的に類似している 本種と異なりニュージーランドではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりハマジンチョウ属ではなくミツガシワ属植物などを宿主とする 本種と異なり病斑が顕著である 本種と異なり分生子柄が分枝しない Pseudocercospora leptosperma 本種と異なりニュージーランドではなくアジア、北米などに分布する 本種と異なり病斑が顕著である 本種と異なり分生子の幅が非常に狭い New Zealand, Auckland, Western Springs Gardens (新変種) Ramularia rufomaculans var. longispora U. Braun & C.F. Hill 語源…長い胞子の(分生子のサイズから) 【よく似た種との区別】 Ramularia rufomaculans 同じイヌタデ属植物を宿主とする 本変種と異なりニュージーランドではなくアジア、ヨーロッパ、北米などに分布する 本変種と異なりイブキトラノオ属植物などが宿主として知られている 本変種より分生子が短い 本変種と異なり分生子が類円筒形でない 本変種と異なり分生子の隔壁数が0-3でない Ramularia pseudodecipiens 同じタデ科植物を宿主とする 本変種と異なりニュージーランドではなく米国などに分布する 本変種と異なりイヌタデ属ではなくスイバ属植物などを宿主とする 本変種と異なり病斑がかなり顕著である 本変種より分生子の幅が広い Ramularia pleuropteri 同じタデ科植物を宿主とする 本変種と異なりニュージーランドではなく日本などに分布する 本変種と異なりイヌタデ属ではなくソバカズラ属植物などを宿主とする 本変種より分生子柄がずっと長い 本変種と異なり分生子が糸状 New Zealand, Auckland, Western Springs Gardens (新種) Subramaniomyces simplex U. Braun & C.F. Hill 語源…単純な 【よく似た種との区別】 Subramaniomyces fusisaprophyticus 本種と異なり分生子柄が主に基部から中位にかけて頻繁に分枝する 本種と異なり分生子が紡錘形 (新学名) Pseudocercospora camelliicola U. Braun & C.F. Hill 旧名:Stigmina theae Deighton (新組み合わせ) Pseudocercospora collinsiae (U. Braun & Rogerson) U. Braun & Crous 旧名:Stigmina collinsiae U. Braun & Rogerson (新組み合わせ) Pseudocercospora concentrica (Cooke & Ellis) U. Braun & Crous 旧名:Stigmina concentrica (Cooke & Ellis) (新組み合わせ) Pseudocercospora curta (Sydow) U. Braun & Crous 旧名:Cercospora curta Sydow (新組み合わせ) Pseudocercospora dictamni (Fuckel) U. Braun & Crous 旧名:Septoria dictamni Fuckel (新組み合わせ) Pseudocercospora ekebergiae (Crous & B. Sutton) U. Braun & Crous 旧名:Cercostigmina ekebergiae Crous & B. Sutton (新組み合わせ) Pseudocercospora heteromelis (Harkness) U. Braun & Crous 旧名:Stigmina heteromelis (Harkn.) (新組み合わせ) Pseudocercospora protearum (Cooke) U. Braun & Crous 旧名:Cercospora protearum Cooke (新組み合わせ) Pseudocercospora protearum var. hakeae (U. Braun & Crous) U. Braun & Crous 旧名:Cercostigmina protearum var. hakeae U. Braun & Crous (新組み合わせ) Pseudocercospora protearum var. leucadendri (Cooke) U. Braun & Crous 旧名:Cercospora protearum var. leucadendri Cooke (新組み合わせ) Pseudocercospora ribicola (Ellis & Everhart) U. Braun & Crous 旧名:Cercospora ribicola Ellis & Everhart (新組み合わせ) Pseudocercospora thermopsidis (Earle) U. Braun & Crous 旧名:Cercospora thermopsis Earle (新学名) Pseudocercospora viburnigena U. Braun & Crous 旧名:Cercospora tinea Sacc. (新組み合わせ) Pseudocercospora trichiliae (U. Braun) U. Braun 旧名:Cercostigmina trichiliae U. Braun (新組み合わせ) Pseudocercospora odontoglossi (Prillieux & Delacroix) U. Braun 旧名:Cercospora odontoglossi Prill. & Delacr. 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora cymbidiicola ニュージーランドに分布する 本種と異なりヨーロッパ、北米における分布が知られていない 本種と異なり子座が良好に発達する 本種と異なり子座が大型 本種と異なりスポロドキアを形成する 本種より分生子柄が淡色 本種と異なり分生子柄が薄壁 本種より分生子の幅が狭い (新学名) Pseudocercospora dingleyi U. Braun & C.F. Hill 旧名:Cercospora haloragidis J.M. Dingley (その他掲載種) Subramaniomyces fusisaprophyticus (Matsushima) P.M. Kirk 【よく似た種との区別】 Subramaniomyces simplex 本種と異なり分生子柄が主に基部から中位にかけて頻繁に分枝するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が紡錘形でない (その他掲載種) Subramaniomyces ventricosus R.F. Castañeda (ニュージーランド新産種) Cercospora apii Fresenius 【よく似た種との区別】 Cercospora alchemillicola ニュージーランドに分布する 本種と異なり分生子柄が密に束生する 本種と異なり分生子柄が頻繁に分枝する 本種より分生子柄の脱離痕のサイズが小さい 本種と異なり分生子が倒棍棒形~類円筒形である 本種より分生子のへそのサイズが小さい (ニュージーランド新産種) Cercospora loti Hollós (ニュージーランド新産種) Corynespora cassiicola (Berkeley & M.A. Curtis) C.T. Wei (ニュージーランド新産種) Entylomella eburnea (J. Schröter) Ciferri (ニュージーランド新産種) Erysiphe howeana U. Braun (ニュージーランド新産種) Golovinomyces orontii (Castagne) V.P. Heluta (ニュージーランド新産種) Mycocentrospora acerina (R. Hartig) Deighton (ニュージーランド新産種) Passalora rosicola (Passerini) U. Braun (ニュージーランド新産種) Passalora verbeniphila (Spegazzini) Crous & U. Braun (ニュージーランド新産種) Pseudocercospora fuligena (Roldan) Deighton (ニュージーランド新産種) Pseudocercospora geicola U. Braun (ニュージーランド新産種) Pseudocercospora cf.rumohrae Goh & W.H. Hsieh (ニュージーランド新産種) Pseudocercospora kurimensis (Fukui) U. Braun (ニュージーランド新産種) Pseudocercospora rubi (Saccardo) Deighton (ニュージーランド新産種) Pseudocercosporella bakeri (Sydow & P. Sydow) Deighton (ニュージーランド新産種) Ramularia coleosporii Saccardo (ニュージーランド新産種) Ramularia didyma Unger (ニュージーランド新産種) Ramularia hellebori Fuckel (ニュージーランド新産種) Ramularia simplex Passerini (ニュージーランド新産種) Ramularia sphaeroidea Saccardo (ニュージーランド新産種) Ramularia variabilis Fuckel