2014年1月30日 (仮訳)フロリダ州南部の微小菌類:Ellisembia属の新種および米国新産種 Delgado, G., 2013. South Florida microfungi: a new species of Ellisembia (hyphomycetes) with new records from the USA. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00056 [Accessed January 30, 2014]. 【R3-00335】2014/01/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国フロリダ州南部において、Sabal palmettoの枯れ葉の葉軸に見出された菌をEllisembia mercadoiとして新種記載した。 本種は形態的によく似た種とは、主に分生子や分生子形成細胞などの形態により明瞭に区別された。 また、Sabal palmettoまたはAcoelorrhaphe wrightiiから見出された計5種を米国新産種として報告した。 USA, Florida, Collier Co., Naples (新種) Ellisembia mercadoi G. Delgado 語源…キューバの菌学者、Angel Mercado Sierra博士に献名 【よく似た種との区別】 Ellisembia fusiformis 分生子形成細胞が有限生長 分生子の幅が類似している 分生子の形状が類似している 分生子の隔壁数が類似している 分生子の基部の細胞が円錐形で截断状になる 本種と異なり分生子形成細胞が暗色にならない 本種と異なり分生子形成細胞が頂部に向かって急に先細りになる 本種より分生子が長く、136 μmを超える 本種と異なり分生子が褐色ではなく暗い帯赤褐色 本種と異なり分生子が疣状ではなく平滑 本種と異なり分生子に嘴状突起を持たない 本種と異なり分生子の頂部に粘液質の鞘を持たない Ellisembia crassispora 分生子が倒棍棒形 分生子の表面が疣状 分生子の基部が円錐形で截断状になる 分生子に嘴状突起を持つ 本種より分生子柄が長く、300 μmを超える 本種と異なり分生子柄が3回まで垂直方向に伸長することがある(有限生長でない) 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が褐色ではなく暗褐色~帯黒色 本種と異なり分生子の頂部に粘液質の鞘を持たない (米国新産種) Berkleasmium leonense M.B. Ellis (米国新産種) Ceratosporella basibicellularia Matsush. (米国新産種) Hermatomyces tucumanensis Speg. (米国新産種) Monodictys capensis R.C. Sinclair, Boshoff & Eicker (米国新産種) Selenosporella perramosa (W.B. Kendr. & R.F. Castañeda) R.F. Castañeda