2023年9月15日 (仮訳)ブラジルにおいて腐朽材から分離されたD-キシロース発酵性酵母の新種、Spathaspora arborariae Cadete, RM. et al. 2023. Spathaspora arborariae sp. nov., a D-xylose-fermenting yeast species isolated from rotting wood in Brazil. FEMS Yeast Research. Available at: https://academic.oup.com/femsyr/article/9/8/1338/521075 [Accessed September 15, 2023] 【R3-10973】2023/9/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、ミナスジェライス州の大西洋岸森林において腐朽材から分離された酵母の一種を検討し、Spathaspora arborariaeとして新種記載した。 本種はD-キシロース発酵能を有し、子嚢が単胞子性で子嚢胞子が非常に細長く、両端が屈曲することなどで特徴づけられた。 本種は同じくD-キシロースを発酵するS. passalidarumおよびCandida jeffriesiiと系統的に近縁であった。 Minas Gerais, Brazil (新種) Spathaspora arborariae Cadete, Santos, Melo, Gomes, Mouro, Goncalves, Stambuk, Lachance & Rosa 語源…樹木の 【よく似た種との区別】 Spathaspora passalidarum D-キシロースを発酵可能 子嚢が単胞子性 子嚢が”unconjugated”である 子嚢胞子の形状が非常に細長く両端が屈曲する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなく米国などに分布する 本種と異なり腐朽材ではなくOdontotaenius属甲虫などから分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candida jeffriesii D-キシロースを発酵可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり有性世代が知られていない 本種と異なり腐朽材ではなく材穿孔性甲虫などから分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される