2025年4月30日 (仮訳)中国チベット自治区においてAlnus nepalensisの葉の斑点病および枝の潰瘍病を引き起こすDiaporthe属菌 Li, J. et al. 2025. Species of Diaporthe (Diaporthaceae, Diaporthales) associated with Alnus nepalensis leaf spot and branch canker diseases in Xizang, China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/142750/ [Accessed April 30, 2025] 【R3-12751】2025/4/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国チベット自治区においてAlnus nepalensisの葉の斑点病および枝の潰瘍病を引き起こす菌を検討し、3種を見出した。 葉の斑点からは新種Diaporthe alnicolaと既知種D. amygdali、枝からは新種D. linzhiensisが同定された。 A. nepalensisをD. amygdaliの新宿主として報告した。 中国チベット自治区ニンティ市巴宜区 (新種) Diaporthe alnicola Ning Jiang 語源…ハンノキ属に生息する 【よく似た種との区別】 Diaporthe virgiliae α分生子のサイズが類似している β分生子のサイズが類似している ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子形成細胞の幅が狭い ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国チベット自治区ニンティ市ポメ県通麦鎮 (新種) Diaporthe linzhiensis Ning Jiang 語源…ニンティ産の 【よく似た種との区別】 Diaporthe alnicola 中国に分布する 同じAlnus nepalensisを宿主とする 分生子形成細胞のサイズが類似している ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種よりβ分生子が短い ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe heterophyllae ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくフランスなどに分布する 分生子形成細胞のサイズが類似している 本種と異なりAlnus nepalensisではなくAcacia heterophyllaなどに生息する 本種よりβ分生子が短い ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe virgiliae ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりAlnus nepalensisではなくVirgilia oroboidesなどに生息する 本種より分生子形成細胞の幅が狭い 本種よりβ分生子が短い ITS+cal+his3+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Diaporthe amygdali (Delacroix) Udayanga, P.W. Crous & K.D. Hyde