(仮訳)新組み合わせSpongipellis sibirica、およびその多孔菌のTyromyces属、Aurantioporus属、およびClimacocystis属との類縁性
Kotiranta, H. & Penzina, T. 2001. Spongipellis sibirica, comb. nova (Basidiomycetes), and its affinities to the polypore genera Tyromyces, Aurantioporus and Climacocystis. Annales Botanici Fennici. Available at: https://www.jstor.org/stable/23726760 [Accessed October 5, 2022] 【R3-09938】2022/10/5投稿

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3行まとめ

近年記載されたTyromyces sibiricusSpongipellis属に移した。
本種と野外での形態が類似する種との相違点を記述した。
また、従来基準産地のブリヤート共和国のみから知られていた本種をカムチャツカ地方および中国から報告した。

(新組み合わせ、中国、カムチャツカ地方新産種)

Spongipellis sibirica (Penzina & Ryvarden) Penzina & Kotiranta
旧名:Tyromyces sibiricus Penzina & Ryvarden
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aurantioporus fissilis
肉眼的形質が類似している
担子胞子のサイズがしばしば同等である
本種より子実体が通常厚い
本種と肉の菌糸構造が異なる
本種と実質の菌糸構造が異なる
Climacocystis borealis(エゾタケ)
肉眼的形質が類似している
肉が繊維質
本種と肉の菌糸構造が異なる
本種と実質の菌糸構造が異なる
Spongipellis spumea
肉眼的形質が類似している
担子胞子の形状が同一である
菌糸構造がほぼ同一である
本種より担子胞子のサイズが明らかに大きい
本種より菌糸が僅かに厚壁である
本種より実質菌糸の幅が僅かに広い
Tyromyces kmetii
傘の色が類似している
傘表面が毛状
本種と異なり傘が橙色である
Tyromyces subgiganteus
本種と異なり子実体が乾燥時顕著に収縮する
本種と異なり担子胞子が薄壁
本種と異なり担子胞子がシアノフィリックでない