2023年2月6日 (仮訳)Sporidiobolus ruineniaeクレードの新種、Sporobolomyces odoratus Valério, E., Gadanho, M. & Sampaio, JP. 2002. Sporobolomyces odoratus sp. nov., a new species in the Sporidiobolus ruineniae clade. FEMS Yeast Research. Available at: https://academic.oup.com/femsyr/article/2/1/9/548415 [Accessed February 6, 2023] 【R3-10311】2023/2/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポルトガルで分離された担子菌酵母の一種を検討し、Sporobolomyces odoratusとして新種記載した。 本種はMSP-PCRを使用したPCRフィンガープリンティング法や分子系統解析の結果から特徴づけられた。 また、S. ruineniaeについても同様に検討し、本種にヘテロタリックの系統が含まれることを初めて明らかにした。 Quinta dos Pinheiros, Sesimbra, 30 km south of Lisbon, Portugal (新種) Sporobolomyces odoratus J.P. Samp., Fonseca & E. Valério 語源…芳香のある(コロニーの芳香から) 【よく似た種との区別】 Sporobolomyces nylandii 植物の葉から分離される 射出分生子を形成する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポルトガルではなくタイなどに分布する 本種と異なりD-リボース、セロビオース、カテコールを資化可能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sporobolomyces poonsookiae 植物の葉から分離される 射出分生子を形成する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポルトガルではなくタイなどに分布する 本種と異なりD-リボース、セロビオース、カテコールを資化可能 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rhodosporidium lusitaniae ポルトガルに分布する 植物の葉から分離される 射出分生子を形成する D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり土壌から分離される 本種と異なりガラクチトール、フェルラ酸、p-ヒドロキシ安息香酸、没食子酸、カテコールを資化可能 本種と異なりスクロース、ラフィノースを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Sporidiobolus ruineniae Holzschu, Tredick & Phaff