2023年11月13日 (仮訳)新熱帯産の新種Steccherinum filiferum、およびOdontia laxaに対する新組み合わせ Yurchenko, E. et al. 2022. Steccherinum filiferum sp. nov. from the neotropics, and a new combination for Odontia laxa. Mycotaxon. Available at: https://mycotaxon.com/resources/137-4/137-4_773yurchenkoal22-029.pdf [Accessed November 13, 2023] 【R3-11151】2023/11/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ プエルトリコとエクアドルで採集された菌を検討し、Steccherinum filiferumとして新種記載した。 また、Odontia laxaをSteccherinum属に移し、新種とSEM下のシスチジア結晶により識別できることを示した。 単純隔壁を有する本属菌の検索表を掲載した。 USA, Puerto Rico, Isabela municipality, Bosque Estatal de Guajataca (Guajataca Commonwealth Forest), Montañas Aymamón (新種) Steccherinum filiferum Yurchenko & K.H. Larss. 語源…菌糸を担う(菌糸束の存在から) 【よく似た種との区別】 Steccherinum laxum 米国に分布する 子実体が平らに広がる 子実層托が微細な歯牙状 担子器の形態が類似している 担子胞子の形態が類似している 菌糸構成が1菌糸型 シスチジアを有する 偽シスチジアを欠く 菌糸の形態が類似している 本種と異なりシスチジアが単細胞ではなく単細胞または隔壁を有する 本種と異なりシスチジアの結晶が小型で緩く付着するのではなく大型板状で広く付着する 本種と異なりシスチジアの結晶がKOH中で部分的に溶解するか外れるのではなく安定している 本種と異なり刺の上部がシスチジアではなく無数の菌糸状細胞からなる (新組み合わせ) Steccherinum laxum (L.W. Mill.) K.H. Larss. & Yurchenko 旧名:Odontia laxa L.W. Mill. 【よく似た種との区別】 Steccherinum filiferum 米国に分布する 子実体が平らに広がる 子実層托が微細な歯牙状 担子器の形態が類似している 担子胞子の形態が類似している 菌糸構成が1菌糸型 シスチジアを有する 偽シスチジアを欠く 菌糸の形態が類似している 本種と異なりシスチジアが単細胞または隔壁を有するのではなく単細胞 本種と異なりシスチジアの結晶が大型板状で広く付着するのではなく小型で緩く付着する 本種と異なりシスチジアの結晶がKOH中で安定しているのではなく部分的に溶解するか外れる 本種と異なり刺の上部が無数の菌糸状細胞ではなくシスチジアからなる