2023年5月17日 (仮訳)シベリア西部産の新種、Stemonitis amphorocolumella Vlasenko, AV., Moreno, GH. & Vlasenko, VA. 2023. Stemonitis amphorocolumella (Stemonitidaceae, Myxomycetes), a new species from Western Siberia. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.592.1.5 [Accessed May 17, 2023] 【R3-10609】2023/5/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシアのアルタイ地方で採集された変形菌の一種を検討し、Stemonitis amphorocolumellaとして新種記載した。 本種は子嚢が長円筒形で、軸柱が円筒形で上端が膨らみ、柄が短く、胞子の装飾が網目状であることなどで特徴づけられた。 Stemonitis属23分類群の検索表を掲載した。 Russia, Altai Territory, Aleysky district, 5 kilomerts northeast of the village Borovskoye, Lake Bakhmatovskoye (新種) Stemonitis amphorocolumella A. Vlasenko, G. Moreno & V. Vlasenko 語源…アンフォラ形の軸柱の 【よく似た種との区別】 Stemonitis capillationodosa 軸柱末端が広がる nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢壁が子嚢基部にフィルム状の襟のように残存するのではなく常に早落性である 本種と異なり胞子表面が網目状ではなく小刺状 本種と異なり細毛体が良好に発達した小型の網目からなる完全な表在性の網目をなし、分枝部で肥厚するという特徴を欠く nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stemonitis flavogenita(サラノセムラサキホコリ) 軸柱末端が広がる nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢壁が子嚢基部にフィルム状の襟のように残存するのではなく常に早落性である 本種と異なり軸柱末端の形状がアンフォラ形または瓶形ではなく大きなフィルム状に広がる 本種と異なり胞子表面が網目状ではなく疣状 nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stemonitis pseudoflavogenita 軸柱末端が広がる nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢壁が子嚢基部にフィルム状の襟のように残存するのではなく常に早落性である 本種と異なり軸柱末端の形状がアンフォラ形または瓶形ではなく常に漏斗状に拡張する 本種と異なり胞子表面が網目状でない nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Stemonitis sichuanensis 軸柱末端が広がる 本種と異なり子嚢壁が子嚢基部にフィルム状の襟のように残存するのではなく常に早落性である 本種より胞子のサイズが小さい 本種と異なり胞子表面が網目状ではなく疣状 本種と異なり細毛体の繊維上に刺状の自由末端を有するという特徴を欠く