2014年3月4日 (仮訳)ブラジル産テングタケ属の研究:黄色のAmanita gemmata型の2新種 Wartchow, F., Maia, L., Cavalcanti, AQ., 2013. Studies on Amanita (Agaricomycetidae, Amanitaceae) in Brazil: two yellow gemmatoid taxa. Nova Hedwigia …. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2013/00000096/f0020001/art00003 [Accessed March 4, 2014]. 【R3-00462】2014/03/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル南部の亜熱帯林で採集された菌を、Amanita petalinivolvaとして新種記載した。 本種は傘が黄色で、かなり厚い縁取り状のつぼ(外被膜)を持つことなどで特徴づけられた。 本種は同じブラジル産のA. viscidoluteaとは、外被膜(つぼ)、子実下層、傘表皮の形態形質で区別された。 Brasil, Rio Grande do Sul, Viamão, Parque Estadual de Itapuã (新種) Amanita petalinivolva Wartchow 語源…花弁状のつぼの 【よく似た種との区別】 Amanita viscidolutea ブラジルに分布する 傘が黄色系 つぼが縁取り状 本種と異なりつぼの”inner limb”が発達し細長い 本種よりもつぼの縁部が脆い 子実下層の形態が異なる 本種と異なり担子器の基部にごく稀にクランプが見られる 本種よりも傘表皮が強くゼラチン化する Amanita agglutinata 本種と異なりブラジルではなく米国に分布する 本種と異なりフトモモ科ではなくブナ科樹木と関係を持つ 本種ほど子実体ががっしりとしていない 本種ほど傘が黄色くない 本種と異なりつぼの縁取りの部分が類白色 本種と異なり傘表面の疣に”oleiferous hyphae”を多数含む Amanita russuloides 傘が黄色系 本種と異なりブラジルではなく北米に分布する 傘表面の疣の形態が本種と異なる 本種と異なりつぼの縁部が花弁状にならず小さな縁取り状になる 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり傘表皮がゼラチン化する Amanita aprica 傘が黄色系 本種と担子胞子のQ値の範囲が重なる 本種と異なりブラジルではなく北米北西部に分布する 本種と異なり亜熱帯林ではなく温帯林に分布する 本種より傘直径が大きい 本種と異なり内被膜を持つ 本種ほどつぼが明瞭でない 本種と異なりつぼが棍棒形に近い 本種より担子胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Amanita viscidolutea Menolli, Capelari & Baseia 【よく似た種との区別】 Amanita petalinivolva ブラジルに分布する 傘が黄色系 つぼが縁取り状 本種と異なりつぼの”inner limb”が退化的 本種よりもつぼの縁部が丈夫 子実下層の形態が異なる 本種と異なり担子器の基部にクランプを欠く 本種と異なり傘表皮が強くゼラチン化するという特徴を欠く (その他の分類学的措置) Amanita viscidoluteaの原記載 (Menolli et al., 2009) では、担子胞子の幅の平均値 (W’) について、実際の値よりも小さい値が記録されていたことから、本論文で改められた。