2024年9月13日 (仮訳)Lactarius属の研究:メキシコ湾岸地域産の1新種 Montoya, L. & Bandala, VM. 2004. Studies on Lactarius: a new species from the Gulf of Mexico area. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2004v25f1a2.pdf [Accessed September 14, 2024] 【R3-12067】2024/9/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、ベラクルス州で採集された菌を検討し、Lactarius pallidilamellatusとして新種記載した。 本種は亜熱帯林においてクマシデ属の樹下に発生していた。 本種はニューギニア産のL. lamprocystidiatusとは担子胞子のサイズおよび装飾、子実層シスチジアや傘シスチジアの形態などが異なっていた。 Mexico, Veracruz, Mpio. Xalapa, km 2.5 old road Xalapa-Coatepec, Parque Ecológico Francisco (新種) Lactarius pallidilamellatus Montoya & Bandala 語源…淡色の襞の 【よく似た種との区別】 Lactarius lamprocystidiatus 担子胞子が球形~類球形 担子胞子表面が顕著な網目状 本種と異なりメキシコではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種と異なりクマシデ属ではなくシイ属の樹下などに発生する 本種と異なり傘が濃橙色~(狐)赤褐色 本種と異なり襞が橙色 本種と異なり柄が橙褐色 本種と異なり肉が橙褐色で露出しても変色しない 本種と異なり乳液が”watery white”である 本種より担子胞子のサイズがやや大きい 本種より子実層シスチジアが短い 本種より子実層シスチジアが薄壁 本種と異なり傘シスチジアの形状が多様であり、しばしば基部が広がるかアンプル状 Lactarius austrovolemus 担子胞子が球形~類球形 担子胞子の装飾が顕著である 本種と異なりメキシコではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種と異なり襞の間隔が疎 Lactarius volemus メキシコに分布する 本種より子実体ががっしりとしている 本種と異なり襞の間隔が密 本種より襞がやや暗色 本種より担子胞子の装飾の丈が低い 本種より担子胞子の装飾が細かく、より幅広い網目状