(仮訳)Lactarius属の研究:メキシコ湾岸地域産の1新種
Montoya, L. & Bandala, VM. 2004. Studies on Lactarius: a new species from the Gulf of Mexico area. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2004v25f1a2.pdf [Accessed September 14, 2024] 【R3-12067】2024/9/14投稿

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3行まとめ

メキシコ、ベラクルス州で採集された菌を検討し、Lactarius pallidilamellatusとして新種記載した。
本種は亜熱帯林においてクマシデ属の樹下に発生していた。
本種はニューギニア産のL. lamprocystidiatusとは担子胞子のサイズおよび装飾、子実層シスチジアや傘シスチジアの形態などが異なっていた。
Mexico, Veracruz, Mpio. Xalapa, km 2.5 old road Xalapa-Coatepec, Parque Ecológico Francisco

(新種)

Lactarius pallidilamellatus Montoya & Bandala
語源…淡色の襞の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lactarius lamprocystidiatus
担子胞子が球形~類球形
担子胞子表面が顕著な網目状
本種と異なりメキシコではなくパプアニューギニアなどに分布する
本種と異なりクマシデ属ではなくシイ属の樹下などに発生する
本種と異なり傘が濃橙色~(狐)赤褐色
本種と異なり襞が橙色
本種と異なり柄が橙褐色
本種と異なり肉が橙褐色で露出しても変色しない
本種と異なり乳液が”watery white”である
本種より担子胞子のサイズがやや大きい
本種より子実層シスチジアが短い
本種より子実層シスチジアが薄壁
本種と異なり傘シスチジアの形状が多様であり、しばしば基部が広がるかアンプル状
Lactarius austrovolemus
担子胞子が球形~類球形
担子胞子の装飾が顕著である
本種と異なりメキシコではなくパプアニューギニアなどに分布する
本種と異なり襞の間隔が疎
Lactarius volemus
メキシコに分布する
本種より子実体ががっしりとしている
本種と異なり襞の間隔が密
本種より襞がやや暗色
本種より担子胞子の装飾の丈が低い
本種より担子胞子の装飾が細かく、より幅広い網目状