2023年8月14日 (仮訳)メキシコ、ベラクルス州の針葉樹林土壌から分離された新種Talaromyces ocotlおよびT. rotundusの観察 Heredia, G. et al. 2001. Talaromyces ocotl sp. nov. and observations on T. rotundus from conifer forest soils of Veracruz State, Mexico. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.2001.12063185 [Accessed August 14, 2023] 【R3-10877】2023/8/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、ベラクルス州のマツ林で採集された土壌に熱処理および低温殺菌を加え、土壌菌を分離した。 新種Talaromyces ocotlは同定困難で特殊な培地を用いないと子嚢果形成が不十分であり、アナモルフはSagenomella stateと呼称された。 また、ほとんど文献での報告がないT. rotundusについても詳細に検討した。 Mexico, Veracruz, Reserva Ecológica San Juan de Montes (新種) Talaromyces ocotl Bills & Heredia 語源…オコトル(生息地で優占していた樹木のナワトル語名)から (その他掲載種) Talaromyces rotundus (Raper & Fennell) C.R. Benj. 【よく似た種との区別】 Talaromyces wortmanii 生長速度が類似している コロニーの着色が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が円形ではなく楕円形 本種と異なり培養下での分生子形成が乏しいのではなく豊富である 本種と異なりコロニーが黄金色~橙色ではなくレモン色である 本種と異なりコロニーがフェルト状ではなくしばしば顕著な環紋状で羊毛状 本種と異なりコロニーに透明ではなく暗褐色の滲出物を生じる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される