Microdochium、Monographella、およびIdriella属の分類学的・系統学的再検討
Hernandez–Restrepo, M., Groenewald, JZ. & Crous, P., 2015. Taxonomic and phylogenetic re-evaluation of Microdochium, Monographella and Idriella. Persoonia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/nhn/pimj/pre-prints/content-nbc_persoonia_0327 [Accessed April 17, 2016].
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3行まとめ
- Microdochium、Monographella、およびIdriellaの3属について形態学的検討および分子系統解析を実施した。
- 新科および4新属 (Microdochiella、Idriellopsis、Neoidriella、Paraidriella) を提唱した。
- Microdochium citrinidiscumなど6新種を記載し、本属についてMi. albescensなど6件の新組み合わせを提唱した。
掲載種 (22)
COMB(新組み合わせ)
Microdochiella fusarioides
語源…(属名)Microdochium属類似の
旧名:Microdochium fusarioides D.C. Harris
COMB(新組み合わせ)
Ephelis tripsaci
旧名:Microdochium tripsaci D. Mulder & Arx
COMB(新組み合わせ)
Paramicrodochium gracile
旧名:Microdochium gracile Mouch. & Samson
比較 (1)
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られている
本種と異なり無性世代が知られていない
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Microdochium albescens↗
[= Monographella albescens]
旧名:Metasphaeria albescens Thüm.
比較 (1)
同じイネ科植物を宿主とする
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコートジボワールなどではなくスイスおよびカナダに分布する
本種と異なりイネなどではなくオオムギ、コムギ、トウモロコシを宿主とする
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種より子嚢の最大長が短い
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3(-5)ではなく0-3
本種より分生子形成細胞が短い
本種と異なり分生子形成細胞が類円筒形、樽形、倒洋梨形ではなくアンプル形~瓶形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が僅かに~強く屈曲する鎌形ではなく円筒形~紡錘形の直線状
本種と異なり分生子の隔壁数が0-1(-3)ではなく(0-)3(-5)
ITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Microdochium citrinidiscum
語源…オレンジの盤の(コロニーがオレンジの断面に似ることから)
Peru, Ucayali, Yarinacocha, Isla de Amor地図で開く ↗
比較 (1)
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり培養下で菌核を形成する
本種と異なり分生子柄がシンポジオ状ではなくシンポジオ状で時に貫生伸長する
本種より分生子形成細胞が短い
本種より分生子形成細胞の幅が広い
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が円筒形、棍棒形、倒卵形ではなく糸状、狭い針状紡錘形、倒棍棒形
本種と異なり分生子の隔壁数が0-3ではなく最大10
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Microdochium colombiense
語源…コロンビア産の
Colombia地図で開く ↗
比較 (3)
分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子柄がアンプル形または円筒形ではなく類円筒形、樽形、倒洋梨形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が三日月形、紡錘形、ソーセージ形、腎臓形ではなく鎌形
本種と異なり分生子の隔壁数が0(-1)ではなく3(-7)
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が三日月形、紡錘形、ソーセージ形、腎臓形ではなく鎌形
本種と異なり分生子の隔壁数が0(-1)ではなく3(-10)
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
分生子形成様式が多出芽型
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子の隔壁数が0(-1)
12-24°Cでの生長速度が類似している
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子形成細胞が短い
本種より30°Cでの生長が速い
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Microdochium consociatum
旧名:Leptosphaeria consociata Rehm
COMB(新組み合わせ)
Microdochium fusariisporum
旧名:Monographella fusariispora (Ellis & Everh.) M.E. Barr
(基礎異名はRhopographus fusariisporus Ellis & Everh.)
COMB(新組み合わせ)
Microdochium lycopodinum
旧名:Monographella lycopodina Jaklitsch
COMB(新組み合わせ)
Microdochium maydis
旧名:Monographella maydis E. Müll. & Samuels
比較 (1)
同じトウモロコシ、コムギ、オオムギを宿主とする
本種と異なりエンバクやセイヨウアブラナなどを宿主とするという特徴を欠く
本種と異なり宿主の葉ではなく穀粒に生じる
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1-3ではなく0-3
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が樽形~アンプル形ではなくアンプル形~瓶形
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が円筒形~僅かに棍棒形でほとんどの場合屈曲するのではなく円筒形~紡錘形で直線状~屈曲する
本種と異なり分生子の隔壁数が3-9ではなく3(-5)
NEW(新種)
Microdochium neoqueenslandicum
語源…新しいMicrodochium queenslandicum
New ZeaLand, Waihi, Waihi Golf Club地図で開く ↗
比較 (1)
本種と異なりニュージーランドおよびオランダではなくオーストラリアに分布する
本種と異なりヌカボ属およびイグサ属植物ではなく森林土壌試料から採集される
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形、瓶形、類円筒形ではなくアンプル形
本種より分生子が長い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が三日月形、ソーセージ形で屈曲するのではなく三日月形
本種と異なり分生子の隔壁数が0(-1)ではなく0
COMB(新組み合わせ)
Microdochium opuntiae
旧名:Monographella opuntiae (Ellis & Everh.) Arx
(基礎異名はSphaerella opuntiae Ellis & Everh.)
その他掲載種(その他掲載種)
Microdochium phragmitis↗
比較 (1)
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Microdochium seminicola
語源…種子に生息する
SwitzerLand, Reckenholz地図で開く ↗
比較 (2)
同じイネ科植物を宿主とする
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスイスおよびカナダではなくコートジボワールなどに分布する
本種と異なりオオムギ、コムギ、トウモロコシなどではなくイネなどを宿主とする
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より子嚢の最大長が長い
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0-3ではなく1-3(-5)
本種より分生子形成細胞が長い
本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形~瓶形ではなく類円筒形、樽形、倒洋梨形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が円筒形~紡錘形の直線状ではなく僅かに~強く屈曲する鎌形
本種と異なり分生子の隔壁数が(0-)3(-5)ではなく(0-)1(-3)
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
同じトウモロコシ、コムギ、オオムギを宿主とする
本種と異なりエンバクやセイヨウアブラナなどを宿主とする
本種と異なり宿主の穀粒ではなく葉に生じる
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0-3ではなく1-3
本種より分生子形成細胞のサイズが大きい
本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形~瓶形ではなく樽形~アンプル形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が円筒形~紡錘形で直線状~屈曲するのではなく円筒形~僅かに棍棒形でほとんどの場合屈曲する
本種と異なり分生子の隔壁数が3(-5)ではなく3-9
COMB(新組み合わせ)
Microdochium stevensonii
旧名:Monographella stevensonii (Petr.) Arx
(基礎異名はGriphosphaerella stevensonii Petr.)
NEW(新種)
Microdochium trichocladiopsis↗
語源…Trichocladium属類似の(分生子の形態から)
※本種のタイプ標本の採集地は不明である。
比較 (1)
宿主の根から分離される
分生子の隔壁数が0-1
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコムギではなくサトウキビなどを宿主とする
本種より分生子形成細胞が短い
本種と異なり分生子形成細胞が棍棒形~円筒形ではなくアンプル形~円筒形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が紡錘形~長楕円形ではなく三日月形
本種と異なり厚壁胞子の隔壁数が最大5ではなく0
nrLSUおよびITS+nrLSU+チューブリン+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Selenodriella cubensis
語源…キューバ産の
Cuba地図で開く ↗
比較 (1)
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子形成細胞が分生子柄の頂部ではなく中ほどに生じる
本種と異なり分生子の両端が尖るのではなく基部が平らで頂部が丸い
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Castanediella couratarii
旧名:Idriella couratarii C. Ram
比較 (1)
ブラジルに分布する
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Idriellopsis uncinospora
旧名:Idriella uncinospora R.F. Castañeda & W.B. Kendr.
語源…(属名)Idriella属類似の
COMB(新組み合わせ)
Neoidriella desertorum
旧名:Idriella desertorum Nicot & Mouch.
語源…(属名)新しいIdriella属
COMB(新組み合わせ)
Paraidriella jambosae
旧名:Idriella jambosae R.F. Castañeda & W.B. Kendr.
語源…(属名)Idriella属類似の