2024年12月26日 (仮訳)プレオモノディクティス科の分類学的新知見およびAmpelomyces quisqualis、Melomastia maolanensis、およびM. oleaeの新報告 Bundhun, D. et al. 2024. Taxonomic novelty in Pleomonodictydaceae and new reports for Ampelomyces quisqualis (Phaeosphaeriaceae), Melomastia maolanensis and M. oleae (Pleurotremataceae). MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/135456/ [Accessed December 26, 2024] 【R3-12376】2024/12/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリアにおいてニセアカシアの枯枝に発生した菌を検討し、新属新種Robiniigena hyalinosporaとして記載した。 また、Inflatispora属をプレオモノディクティス科に含めたほか、Ampelomyces quisqualisの有性世代を初めて記載した。 また、タイ新産種としてMelomastia maolanensisおよびM. oleaeを報告した。 Italy, Padova, near Torreglia (新種) Robiniigena hyalinospora Bundhun, Camporesi & Hyde 語源…(属名)ハリエンジュ属に生じる/(種小名)無色の胞子の 【よく似た種との区別】 Inflatispora pseudostromatica 子嚢果が球形~類球形 子嚢に短い柄を有する 子嚢胞子の上部の細胞が下部より比較的幅広い ITS+nrSSU+nrLSU+tef1–α+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果が主に凝集すると偽子座中に生じるのではなく単生または集まりをなすかどうかにかかわらず黒色の偽子座の下に形成される 本種と異なり子嚢果が硬い 本種と異なり子嚢胞子が狭紡錘形~広紡錘形で両端が比較的幅広く円錐状に丸くなるのではなく狭紡錘形〜ほぼ円筒形で両端が幅広いか狭く丸い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が1ではなく3 ITS+nrSSU+nrLSU+tef1–α+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Inflatispora caryotae 子嚢胞子が中位の隔壁部で狭窄する 子嚢胞子の隔壁数が1 子嚢胞子が粘液鞘に包まれる ITS+nrSSU+nrLSU+tef1–α+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果が埋生または破出性ではなく埋生する 本種と異なり子嚢胞子が狭紡錘形~広紡錘形で両端が比較的幅広く円錐状に丸くなるのではなく狭紡錘形で両端が尖る ITS+nrSSU+nrLSU+tef1–α+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Ampelomyces quisqualis Cesati (タイ新産種) Melomastia maolanensis (J.F. Zhang, J.K. Liu, K.D. Hyde & Z.Y. Liu) Norphanphoun, T.C. Wen & K.D. Hyde (タイ新産種) Melomastia oleae W.L. Li, Maharachch. & Jian K. Liu