2015年4月29日 (仮訳)新種Epichloë poaeの分類学的位置および苗への分生子を介した水平伝播 Tadych, M. et al., 2012. Taxonomic placement of Epichloë poae sp. nov. and horizontal dissemination to seedlings via conidia. Fungal Diversity. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s13225-012-0170-0 [Accessed April 28, 2015]. 【R3-01777】2015/04/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アフリカ(カナリア諸島)、ヨーロッパ、北米、南米に分布し、スズメノチャヒキ属、ウシノケグサ属、ドクムギ属、イチゴツナギ属植物を宿主とするエンドファイト、Epichloë poaeを新種記載した。 本種は宿主ごとに異なる生活環を示し、タイプI~IIIの全てが認められたが、子嚢殻および成熟した子嚢はいずれの宿主においても見出されなかった。 接種試験の結果、本種の感染が宿主の葉および子座上に形成される分生子を介して水平的に行われることが示唆された。 United States, New Jersey, Adelphia (新種) Epichloë poae Tadych, K.V. Ambrose, F.C. Belanger & J.F. White 語源…イチゴツナギ属の 【よく似た種との区別】 Epichloë typhina 同じイチゴツナギ属植物を宿主とする 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子の形態が類似している tub2およびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁(それぞれクレード2bではなく2a、クレード1aではなく1bを構成する) 本種と宿主範囲が異なる tub2およびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種と異なりEF1-αに19塩基の欠失を有さない