2021年1月23日 (仮訳)広義Cladosporium属の分類学的改訂 (8):Graphiopsis (=Dichocladosporium) 属の再導入およびクラドスポリウム型不完全糸状菌類のさらなる再評価 Braun, U., Crous, PW. & Bensch, K. 2008. Taxonomic revision of the genus Cladosporium s. lat. 8. Reintroduction of Graphiopsis (=Dichocladosporium) with further reassessments of cladosporioid hyphomycetes. Mycotaxon. Available at: https://europepmc.org/article/agr/ind44041492 [Accessed January 23, 2021] 【R3-08077】2021/1/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Dichocladosporiumの属名に対してGraphiopsisが命名規約上優先されることを示した。 また、新学名Cladosporium vincicolaとFusicladium属の2新組み合わせを提唱した。 無効学名C. indigoferaeのタイプ標本を検討したが、有効記載にはDNA塩基配列の分析が必要だとした。 (新学名) Cladosporium vincicola U. Braun & K. Schub. 旧名:Cladosporium vincae Moesz 語源…ツルニチニチソウ属に生息する 【よく似た種との区別】 Cladosporium aecidiicola 形態的に類似している 本種と異なりさび菌を宿主とする 本種と異なり宿主植物に顕著な斑点を生じるという特徴を欠く 本種と異なり分生子柄が子座から束生するという特徴を欠く Cladosporium herbarum 分生子の形態が類似している 本種と異なり分生子柄が結節状 本種と異なり分生子形成部位が小結節状の膨大部に限って分布する (新組み合わせ) Fusicladium britannicum (M.B. Ellis) U. Braun & K. Schub. 旧名:Cladosporium britannicum M.B. Ellis (新組み合わせ) Fusicladium psammicola (Sacc.) U. Braun & K. Schub. 旧名:Cladosporium psammicola (Sacc.) Morgan-Jones & W.B. Kendr. (その他掲載種) Cladosporium indigoferae Sawada