(仮訳)化石アナモルフ菌の新組み合わせ、Mycoenterolobium eccentricumの分類学および古生態学
Worobiec, G., Worobiec, E. & Liu, Y. 2023. Taxonomy and palaeoecology of the fossil anamorphic fungus Mycoenterolobium eccentricum (R.K. Kar) G. Worobiec, n. comb. Comptes Rendus Palevol. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/fr/periodiques/comptes-rendus-palevol/22/28 [Accessed June 12, 2025] 【R3-12882】2025/6/12投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

米国とポーランドで新第三紀の堆積物から発見されていた謎の化石菌類、Kutchiathyrites eccentricusについて再検討した。
本種と現生のアナモルフ菌の属、Mycoenterolobiumの形態的類似性を見出し、当該属に移した。
Mycoenterolobium属菌は温暖湿潤な環境を好み、ポーランドからの記録は現生種を含めても最北端となった。

(新組み合わせ)

Mycoenterolobium eccentricum (R.K. Kar) G. Worobiec
旧名:Kutchiathyrites eccentricus R.K. Kar
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mycoenterolobium platysporum
形態的に類似している(顕著な差異がない)
分生子の細胞の配列が類似している
分生子の細胞の形状が類似している
本種と異なりポーランド、米国における分布が知られていない
本種より分生子のサイズがやや小さい