2023年6月1日 (仮訳)ヨーロッパ産Melanoleuca strictipesの分類、生態、および分布 Ďuriška, O. et al., 2017. Taxonomy, ecology and distribution of Melanoleuca strictipes (Basidiomycota, Agaricales) in Europe. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM69102.pdf [Accessed June 1, 2023] 【R3-10654】2023/6/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ヨーロッパ産Melanoleuca strictipesについて8ヶ国からの61標本を用いて形態学的検討および分子系統解析を実施した。 M. subalpinaとM. substrictipes var. sarcophyllumのタイプ標本も検討し、これらがM. strictipesと同種であることを示した。 本種のレクトタイプ標本を指定した。 (その他掲載種) Melanoleuca strictipes (P. Karst.) Jul. Schäff. 【よく似た種との区別】 Melanoleuca verrucipes(ツブエノシメジ) ヨーロッパに分布する 縁シスチジアが”urticoid”である 本種と異なり柄表面に黒色の点や鱗片を欠くのではなく有する Melanoleuca diverticulata ヨーロッパに分布する 形態的に類似している(この種のアルビノは誤同定のおそれがある) 縁シスチジアが”urticoid”である 本種とシスチジアの形態が異なる Melanoleuca nivea 本種より子実体のサイズが小さい 本種より傘のサイズが小さい 本種より柄のサイズが小さい 本種と異なり柄が灰褐色で最終的に上部が帯灰色、下部が帯褐色になる 本種と異なり肉が傘では類白色、柄上部では橙褐色~褐色、柄基部にかけては暗褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より側シスチジアのサイズが小さい 本種より縁シスチジアのサイズが小さい