2025年2月2日 (仮訳)タイ産タケ生息性Resupinatus属1新種の分類、系統、および生態 Carpouron, JE. et al. 2024. Taxonomy, phylogeny and ecology of a new bambusicolous Resupinatus species (Agaricales, Resupinataceae) from Northern Thailand. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.677.3.1 [Accessed February 2, 2025] 【R3-12492】2025/2/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイの竹林においてタケの枯稈に発生した菌を検討し、Resupinatus reviviscensとして新種記載した。 本種の子実体は帯褐灰色~暗灰色で基部に毛を有し、担子胞子が楕円形~広楕円形で縁シスチジアを欠き、側シスチジアが棍棒形であった。 本種は本属で唯一子実体に乾燥耐性および吸水復元性を有することなどで特徴づけられた。 Thailand, Chiang Mai Province, Mae On District, Huay Kaew (新種) Resupinatus reviviscens Carpouron & Raspé 語源…復活する(子実体に吸水復元性を有することから) 【よく似た種との区別】 Resupinatus applicatus(シジミタケ) 子実体のサイズの範囲がほぼ同一 子実体の色が類似している 子実体の形状が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくイタリア、フランスなどに分布する 本種と異なり子実体縁部が淡色という特徴を欠く 本種と異なり子実体基部に子実体形成菌糸層状の類白色~帯黄灰色のフェルト状菌糸を有するという特徴を欠く 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形でない 本種と異なり側シスチジアが棍棒形でない 本種と異なり子実体基部の毛が無色~帯黄色でない ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Resupinatus trichotis(クロゲシジミタケ) 子実体のサイズの範囲がほぼ同一 子実体の色が類似している 子実体の形状が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくイタリアなどに分布する 本種と異なり子実体縁部が淡色という特徴を欠く 本種と異なり子実体基部の毛が無色~帯黄色ではなく黒色 本種と異なり子実体基部に子実体形成菌糸層状の類白色~帯黄灰色のフェルト状菌糸を有するという特徴を欠く 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形でない×本種と異なり側シスチジアが棍棒形でない 本種と異なり毛がほとんどの場合無色~帯灰黄色ではなく暗褐色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Resupinatus striatulus(ヒメシジミタケ) 子実体のサイズの範囲がほぼ同一 子実体の色が類似している 子実体の形状が類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくフランス、ドイツ、米国などに分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Resupinatus cyatheae 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子が楕円形