中国産クモ病原菌の分類、系統、および進化的多様化

Chang, X-Y. et al. 2026. Taxonomy, phylogeny, and evolutionary diversification of spider-pathogenic fungi from China (Hypocreales, Ascomycota). IMA fungus. Available at: https://imafungus.pensoft.net/article/171548/ [Accessed April 11, 2026]
原著を読む
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。
3行まとめ
  1. 中国各地で採集されたクモ病原菌を検討し、Arachnidicola anhuiensisなど8新種を記載した。
  2. また、6新組み合わせを提唱し、中国新産種1件を報告し、Chlorocillium属およびHusseyiaがバッカクキン科に含まれることなどを示した。
  3. 分子時計解析により、ボタンタケ目の起源を後期三畳紀と推定し、クモ病原菌が白亜紀中期以降に複数の系統から独立して進化してきたことを示した。
掲載種 (14)
NEW(新種)
Arachnidicola anhuiensis
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…安徽産の
📍中国安徽省黄山市祁門県牯牛降景観区 30.06667, 117.56667地図で開く ↗
比較 (2)
○クモに寄生する
○菌糸体が白色〜淡黄色
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子のサイズが大きい
✕本種と異なり分生子が紡錘形ではなく楕円形〜卵状
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
○クモに寄生する
○菌糸体が白色〜淡黄色
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子の幅が僅かに狭い
✕本種と異なり分生子が紡錘形ではなく長形~楕円形
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Gamszarella araneae
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…クモの
📍中国貴州省銅仁市梵浄山国家自然保護区 27.83333, 108.78333地図で開く ↗
比較 (5)
○クモに寄生する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子形成細胞の幅が広い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりクモではなくアリに寄生する
✕本種より分生子のサイズが小さい
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりクモではなく鱗翅目の蛹に寄生する
✕本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
○クモに寄生する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子形成細胞が顕著に短い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
○クモに寄生する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子形成細胞が顕著に短い
✕本種より分生子形成細胞の幅が広い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Gibellula alba
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…白色の(宿主を覆う菌糸の色から)
📍中国安徽省池州市石台県牯牛降景観区 30.06667, 117.48333地図で開く ↗
比較 (1)
↗
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Gibellula guizhouensis
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…貴州産の
📍中国貴州省銅仁市梵浄山自然保護区 27.83333, 108.78333地図で開く ↗
比較 (1)
↗
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種よりメトレが長い
✕本種よりメトレの幅が狭い
✕本種よりフィアライドの幅が狭い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Hevansia pseudonelumboides
X.Y. Chang, T. Wang & M.J. Chen
語源…偽のHevansia nelumboides
📍中国江西省九江市廬山 29.53333, 115.96667地図で開く ↗
比較 (4)
↗
○クモに寄生する
○子座が有柄
○子嚢殻が埋生する
○子嚢が円筒形
○フィアライドが類球形で明瞭な頸部を有する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり子実部が円盤状ではなく卵形
✕本種より子嚢が顕著に長い
✕本種と異なりシンネマを有するのではなく欠く
✕本種と異なりPDA培地において拡散性の紫色色素を生産しない
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○クモに寄生する
○子座が有柄
○子実部が円盤状
○子嚢殻が埋生する
○子嚢が円筒形
○シンネマを多数発達させる
○フィアライドが類球形で明瞭な頸部を有する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢が顕著に長い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○クモに寄生する
○子座が有柄
○子実部が円盤状
○子嚢殻が埋生する
○子嚢が円筒形
○シンネマを多数発達させる
○フィアライドが類球形で明瞭な頸部を有する
○PDA培地に拡散する紫色の色素を生産する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より子嚢が顕著に長い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○クモに寄生する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりフィアライドが類球形で明瞭な頸部を有するという特徴を欠く
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Husseyia sinensis
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…中国産の
📍中国貴州省銅仁市梵浄山自然保護区 27.83333, 108.75000地図で開く ↗
NEW(新種)
Liangia guizhouensis
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…貴州産の
📍中国貴州省銅仁市梵浄山国家自然保護区 27.83333, 108.78333地図で開く ↗
比較 (1)
↗
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりフィアライドが単生または2–4輪生するのではなく単生のみ
✕本種よりフィアライドが長い
✕本種と異なりリバースが淡黄色ではなく淡褐色
✕本種より大分生子のサイズが小さい
✕本種より小分生子のサイズが小さい
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Purpureocillium araneicola
X.Y. Chang & M.J. Chen
語源…クモ生息性の
📍中国貴州省銅仁市梵浄山国家自然保護区 27.83333, 108.78333地図で開く ↗
比較 (2)
↗
○クモに寄生する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子柄が顕著に短い
✕本種より分生子の幅が僅かに狭い
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○クモに寄生する
○ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より分生子のサイズが小さい
✕本種と異なり分生子が楕円形〜卵状ではなく円筒形
✕ITS+nrLSU+TEF1+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Gamszarella sotirae
(Y.P. Tan, Bishop-Hurley & Marney) X.Y. Chang & M.J. Chen
旧名:Lecanicillium sotirae Y.P. Tan
REC(新組み合わせ、中国新産種)
Corniculantispora margaretspencerae
(Y.P. Tan, Bishop-Hurley, R.G. Shivas & Marney) X.Y. Chang & M.J. Chen
旧名:Lecanicillium margaretspencerae Y.P. Tan
※本種のエピタイプ標本を指定した。
📍中国貴州省銅仁市梵浄山国家自然保護区 27.83333, 108.78333地図で開く ↗
COMB(新組み合わせ)
Corniculantispora saksenae
(Y.P. Tan, Bishop-Hurley & Marney) X.Y. Chang & M.J. Chen
旧名:Lecanicillium saksenae (Kushwaha) Kurihara & Sukarno
NAME(新学名)
Nuciformispora araneae
(Sukarno & Kurihara) X.Y. Chang & M.J. Chen
旧名:Lecanicillium araneicola Sukarno & Kurihara
COMB(新組み合わせ)
Nuciformispora rasoulzarei
(A. Armand & Khodap.) X.Y. Chang & M.J. Chen
旧名:Lecanicillium rasoulzarei A. Armand & Khodap.
COMB(新組み合わせ)
Nuciformispora spenceae
(Y.P. Tan, Bishop-Hurley & Marney) X.Y. Chang & M.J. Chen
旧名:Lecanicillium spenceae Y.P. Tan
タグ
生理/生化学
生息環境
病害/疾患またはその関連事項
雑誌