2023年3月23日 (仮訳)スリランカ産の新種、Termitomyces srilankensis Ediriweera, AN. et al., 2023. Termitomyces srilankensis sp. nov. (Lyophyllaceae, Agaricales), a new species from Sri Lanka. MycolObs. Available at: https://www.researchgate.net/publication/369237391_Termitomyces_srilankensis_sp_nov_Lyophyllaceae_Agaricales_a_new_species_from_Sri_Lanka [Accessed March 23, 2023] 【R3-10445】2023/3/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スリランカ、サバラガムワ州で採集された菌を検討し、Termitomyces srilankensisとして新種記載した。 本種はシロアリとその巣が豊富にある粘土交じりの腐植土に発生していた。 本種は傘が扁平凸形~凸形で頂部が小さく尖り、担子胞子が楕円形であることなどで特徴づけられた。 Sri Lanka, Sabaragamuwa Province, Kegalle District (新種) Termitomyces srilankensis A.N. Ediriweera, P. Voto, S.C. Karunarathna & H. Kularathne 語源…スリランカ産の 【よく似た種との区別】 Termitomyces fuliginosus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が幼時および成熟時の両方とも帽形または鐘形で成熟時縁部が内側に巻く 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が正面観で楕円形、側面観で類扁桃形~涙状なのではなく楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Termitomyces globulus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘中央部が帯赤褐色 本種と異なり傘縁部に微細な条線をあらわす 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が正面観で楕円形、側面観で類扁桃形~涙状なのではなく楕円形 本種より側シスチジアのサイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Termitomyces eurrhizus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が褐色~帯赤褐色 本種と異なり傘縁部が直線状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より側シスチジアの最大サイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Termitomyces helmii 南アジアに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスリランカではなくインドなどに分布する 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘が凸形~扁平凸形で縁部が内側に巻く 本種と異なりつばが厚い 本種と異なり担子器が2または4胞子性 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり側シスチジアが稀である 本種と異なり縁シスチジアを有するのではなく欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される