2022年8月9日 (仮訳)中国海南省産の新種Terriera transversa Li, Q. et al., 2015. Terriera transversa sp. nov. from Hainan, China. Mycotaxon. Avaialble at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2015/00000130/00000003/art00038 [Accessed August 9, 2022] 【R3-09768】2022/8/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省においてタコノキ属の一種の枯れ葉に発生した菌を検討し、Terriera transversaとして新種記載した。 本種は子嚢果が深く埋生し、子嚢頂部が截断状であることなどで特徴づけられた。 中国の熱帯雨林からのTerriera属地衣の報告は初となった。 中国海南省尖峰嶺国家級自然保護区天池 (新種) Terriera transversa Y.R. Lin & Qing Li 語源…横方向の(子器の配置から) 【よく似た種との区別】 Terriera cladophila 本種と異なり中国における分布が知られていない 本種と異なり枯れ葉ではなく枯死あるいは生きた小枝などに生じる 本種と異なり子嚢果が宿主の葉脈に対して垂直に生じるのではなく不規則に散在する 本種と異なり子嚢果が深く埋生するという特徴を欠く 本種と異なり子嚢果が円形~楕円形 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢頂部がやや截断状~截断状ではなくかなり丸い 本種と異なり子嚢胞子の両端が先細りになるのではなく先細りにならない 本種と異なり子嚢胞子に粘液質の鞘を欠く 本種と異なり分生子果が知られている 本種と異なり”hyphal bridge”が隣接する側糸の基部に生じる Terriera simplex 中国に分布する 子嚢頂部がやや截断状~截断状 本種と異なり子嚢果が宿主の表皮下に生じる 本種と異なり帯線を伴わない 本種と異なり子嚢が同時に成熟する 本種より側糸の幅が狭い 本種と異なり側糸が頂部で分枝しない 本種と異なり外被層の発達に乏しい 本種と異なり”epithecium”を形成しない Terriera minor 本種と異なり中国における分布が知られていない 本種より子嚢果のサイズが小さい 本種と異なり子嚢果の末端が丸いか鈍頭 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0-1 本種と異なり側糸が上部で2-3回分枝する 本種と異なり側糸に隔壁を欠く