2023年12月8日 (仮訳)ガイアナ、パカライマ山脈産イッポンシメジ科菌類 (7):新種Entoloma dicymbophilumおよびガイアナ産広義Entoloma属菌の検索表 Henkel, TW. & Largent, DL. 2023. The Entolomataceae of the Pakaraima Mountains of Guyana VII: Entoloma dicymbophilum sp. nov. and a key to Guyanese species of Entoloma s. str. Edinburgh Journal of Botany. Available at: https://journals.rbge.org.uk/ejb/article/view/1943 [Accessed December 8, 2023] 【R3-11225】2023/12/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ガイアナ、パカライマ山脈で採集された菌を検討し、Entoloma dicymbophilumとして新種記載した。 本種は子実体がキシメジ型で大型白色、担子胞子が等直径で角張っていることなどで特徴づけられた。 また、ガイアナ産広義Entoloma属菌の検索表を掲載した。 Guyana, Region 8 Potaro-Siparuni, Pakaraima Mountains, Upper Potaro River Basin, 2 km S of Potaro River at Tadang base camp (新種) Entoloma dicymbophilum Largent & T.W.Henkel 語源…Dicymbe属を好む 【よく似た種との区別】 Entoloma fragilum ガイアナに分布する 子実体が白色 担子胞子が等径である 本種と異なり子実体が肉質~繊維質ではなくより脆い 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘表面が湿性ではなく乾性 本種と異なり子実体の臭いが不快な麝香、粘土様ではなくLactarius属のような芳香である 本種より担子器が短い 本種より担子胞子のサイズが小さい Entoloma olivaceocoloratum ガイアナに分布する 本種と異なり傘がオリーブ褐色 Entoloma rugosostriatum ガイアナに分布する 本種と異なり傘が帯灰褐色 Entoloma illinitum ガイアナに分布する 本種と異なり傘が帯黄褐色 Entoloma leviculum 子実体がキシメジ型 子実体が完全に白色 本種と異なりガイアナではなくマレーシアなどに分布する 本種より子実体の全体的なサイズが小さい 本種より傘のサイズが小さい 本種より柄のサイズが小さい 本種と異なり子実体の臭いが不快な麝香、粘土様ではなく無臭である Entoloma cerrusatum 子実体がキシメジ型 子実体が完全に白色 本種と異なりガイアナではなくアンティル諸島などに分布する 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径 Entoloma bakeri 子実体がキシメジ型 子実体が完全に白色 本種と異なりガイアナではなくアンティル諸島などに分布する 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径 Entoloma vetulum 子実体がキシメジ型 子実体が完全に白色 本種と異なりガイアナではなくマダガスカルなどに分布する 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径 Entoloma candicans 子実体がキシメジ型 子実体が完全に白色 本種と異なりガイアナではなく西アフリカなどに分布する 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径 Entoloma eburneum 子実体がキシメジ型 子実体が完全に白色 本種と異なりガイアナではなく西アフリカなどに分布する 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径 Entoloma intricatum 子実体が大型 子実体が類白色 本種と異なりガイアナではなくカメルーンなどに分布する 本種と異なり子実体がナウコリア型である 本種と異なり襞が直生する 本種と異なり担子胞子が五角形~七角形であり顕著な異径である Alboleptonia spp. 本種と異なり子実体が細長いモリノカレバタケ型またはカヤタケ型 本種と異なり担子胞子が等径ではなく異径