2022年12月14日 (仮訳)ハンガリー北部、チョルノクの漸新世地層に産したアナモルフ属、Zygosporiumの初の化石記録 Worobiec, G. & Erdei, B. 2022. The first fossil record of the anamorphic genus Zygosporium Mont. from the Oligocene of Csolnok (N Hungary). Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-022-01851-8 [Accessed December 14, 2022] 【R3-10147】2022/12/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ハンガリー、コマーロム・エステルゴム県で採集された漸新世堆積物の葉のクチクラ上に見出された化石菌類の一種を検討し、Zygosporium oligocenicumとして新種記載した。 本種は当該アナモルフ属の初の化石記録であり、菌糸体から直接頂嚢を有する分生子柄が生じることなどで特徴づけられた。 本種は温暖な気候に生じ、落葉や腐朽葉を基質とする腐生菌であったと推測された。 Csolnok, Hungary (新種) Zygosporium oligocenicum G. Worobiec 語源…漸新世の 【よく似た種との区別】 Zygosporium deightonii 分生子柄が菌糸体から直接生じる 分生子柄に頂嚢を有する 剛毛が菌糸体から直接生じる 本種と異なり化石種ではなく現生種である 本種より剛毛または剛毛様構造が2倍の長さである