2015年4月4日 (仮訳)Bipolaris属 Manamgoda, D. et al., 2014. The genus Bipolaris. Studies in mycology. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166061614000311 [Accessed April 4, 2015]. 【R3-01704】2015/04/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 全世界の利用可能なBipolaris属菌株を用いて本属の再検討を実施し、47種を認め、38種の記載文と写真を掲載した。 計6種のエピタイプ、ネオタイプ、レクトタイプ指定を行ったほか、分子系統解析の結果を基に、本属の数種をCurvulariaに移した。 本属の種の識別にはGCPSRの概念が適用され、単一遺伝子の識別マーカーとしてはGPDH遺伝子が最も有効であることが示された。 (その他掲載種) Bipolaris arizonica R. Sprague 【よく似た種との区別】 Bipolaris cynodontis 同じネズミガヤ属植物を宿主とする 本種より分生子が通常長い Bipolaris euchlaenae 本種と異なりMuhlenbergia wrightiiではなくEuchleanae mexicanaを宿主とする 本種より分生子が長い 本種と異なり異隔壁の最大数が6ではなく7 Bipolaris obclavata 分生子のサイズが類似している 本種と異なり米国アリゾナ州ではなくインドに分布する (その他掲載種) Bipolaris bicolor (Mitra) Shoemaker (その他掲載種) Bipolaris chloridis (Alcorn) Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris cookei 分生子のサイズが類似している 分生子の隔壁が類似している ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり二次分生子柄をしばしば生じる 本種と異なり二次分生子をしばしば生じる ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris clavata ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris peregianensis 有性世代が知られている 分生子の各細胞が同色 本種より分生子のサイズが小さい (その他掲載種) Bipolaris clavata Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris cookei ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris zeicola 分生子が帯赤褐色 本種と異なり分生子が紡錘状~棍棒形ではなく楕円形 (その他掲載種) Bipolaris coffeana Sivan. 【よく似た種との区別】 Bipolaris zeicola 本種より分生子のサイズが大きい Bipolaris tropicalis 本種と異なり培養下で子座を形成する Bipolaris cynodontis 同じギョウギシバ属植物を宿主とする ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris sacchari 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が通常直線状ではなく通常屈曲する 本種と異なり隔壁数が4-7ではなく5-9 本種と異なり隔壁が異隔壁 (その他掲載種) Bipolaris colocasiae (M.P. Tandon & Bhargava) Alcorn 【よく似た種との区別】 Curvularia hawaiiensis 形態的に類似している 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い (その他掲載種) Bipolaris cookei (Sacc.) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris microstegii 有性世代が知られていない 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子の異隔壁の数が3-7ではなく7-9 Bipolaris chloridis 分生子のサイズが類似している 分生子の隔壁が類似している ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり二次分生子柄をしばしば生じるという特徴を欠く 本種と異なり二次分生子をしばしば生じるという特徴を欠く ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris halepensis 同じセイバンモロコシを宿主とする 本種と異なり二次分生子柄を形成しない 本種より分生子のサイズが僅かに大きい (その他掲載種) Bipolaris costina Sivan., R.S. Shukla, Kr.P. Singh & A. Husain 【よく似た種との区別】 Bipolaris zeae 分生子末端の細胞が中央の細胞よりも淡色 本種と異なりオオホザキアヤメ科ではなくイネ科植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が7-10ではなく6-12 (その他掲載種) Bipolaris crotonis Sivan. 【よく似た種との区別】 Bipolaris sorokiniana 分生子末端の細胞が中央の細胞と同色 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハズ属(トウダイグサ科)ではなくイネ科植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hungary, Keszthely (その他掲載種) Bipolaris cynodontis (Marignoni) Shoemaker ※本種のエピタイプおよびイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris coffeana 同じギョウギシバ属植物を宿主とする ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris leersiae 分生子末端の細胞から発芽管が生じる時に球形に膨大することがある 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が未熟時無色、のちに帯オリーブ緑色から黄金褐色~褐色になるのではなく淡褐色~暗褐色 Bipolaris peregianensis 同じギョウギシバ属植物を宿主とする 本種ほどギョウギシバ属植物に普通に見出されない Bipolaris salkadehensis 分生子のサイズが類似している Bipolaris arizonica 同じネズミガヤ属植物を宿主とする 本種より分生子が通常短い Bipolaris musae-sapientium バショウ属植物を宿主とする 本種より分生子が長い Bipolaris heliconiae 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい (その他掲載種) Bipolaris drechsleri Manamgoda & Minnis 【よく似た種との区別】 Bipolaris microstegii 米国に分布する 同じアシボソ属植物を宿主とする 分生子のサイズが類似している 本種より分生子柄が長い 本種ほど分生子柄の伸長部が多くない (その他掲載種) Bipolaris eragrostidis (Henn.) Shoemaker (その他掲載種) Bipolaris eragrostiellae (A.P. Misra & R.A. Singh) Sivan. 【よく似た種との区別】 Bipolaris gossypina 分生子が時に嘴状 本種より分生子の最大幅が広い 本種と異なり分生子の異隔壁の数が2-7ではなく7-10 (その他掲載種) Bipolaris euchlaenae (Zimm.) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris zeicola 同じEuchlaena mexicanaを宿主とする 分生子のサイズの範囲が重なる 本種と異なりシノドンチンの産生能が知られていない 本種と異なり有性世代が知られている Bipolaris maydis 同じEuchlaena mexicanaを宿主とする 二次代謝産物のシノドンチンを産生する 本種より分生子が長い 本種と異なり有性世代が知られている Bipolaris arizonica 本種と異なりEuchleanae mexicanaではなくMuhlenbergia wrightiiを宿主とする 本種より分生子が短い 本種と異なり異隔壁の最大数が7ではなく6 (その他掲載種) Bipolaris euphorbiae (Hansf.) J.J. Muchovej & A.O. Carvalho (その他掲載種) Bipolaris gossypina Sivan. 【よく似た種との区別】 Helminthosporium gossypii 同じワタ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が倒棍棒形~類円筒形ではなく楕円形 本種と異なり分生子の発芽が両極ではなくどの細胞からも起こる Bipolaris eragrostiellae 分生子が時に嘴状 本種より分生子の最大幅が狭い 本種と異なり分生子の異隔壁の数が7-10ではなく2-7 (その他掲載種) Bipolaris hadrotrichoides (Ellis & Everh.) Luttr. ※本種のレクトタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris coicis 形態的に類似している(同じnodulose Bipolarisグループに含まれる) Curvularia kusanoi 形態的に類似している(同じnodulose Bipolarisグループに含まれる) Curvularia nodulosa 形態的に類似している(同じnodulose Bipolarisグループに含まれる) (その他掲載種) Bipolaris halepensis M.Y. Chiang, K.J. Leonard & Van Dyke ※論文中ではBipolaris halepenseとも表記されている。 ※本種のイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris cookei 同じセイバンモロコシを宿主とする 本種と異なり二次分生子柄を形成する 本種より分生子のサイズが僅かに小さい Bipolaris sorghicola 同じセイバンモロコシを宿主とする 本種と異なりセイバンモロコシ葉上の病斑が輪紋状 Bipolaris urochloae イネ科植物を宿主とする 分生子が直線状または屈曲する 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の異隔壁の数が4-12ではなく8-16 (その他掲載種) Bipolaris heliconiae Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris cynodontis 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい Bipolaris incurvata 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の異隔壁の数が7-10ではなく8-13 Bipolaris salviniae 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が紡錘状~棍棒形ではなく通常円筒形 Bipolaris setariae 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい Bipolaris maydis ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris yamadae ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Bipolaris heveae (Petch) Arx 【よく似た種との区別】 Bipolaris microlenae ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり熱帯域ではなくオーストラリアのみから知られている 本種と異なりパラゴムノキ属ではなくアシボソ属植物を宿主とする 本種と異なり有性世代が知られている ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Bipolaris incurvata (C. Bernard) Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris maydis 分生子の形態が類似している ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が短い ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris heliconiae 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の異隔壁の数が8-13ではなく7-10 (その他掲載種) Bipolaris leersiae (G.F. Atk.) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris cynodontis 分生子末端の細胞から発芽管が生じる時に球形に膨大することがある 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子が淡褐色~暗褐色ではなく未熟時無色、のちに帯オリーブ緑色から黄金褐色~褐色になる (その他掲載種) Bipolaris luttrellii Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris setariae 形態的に類似している 本種より分生子形成部位が少ない 本種と異なり分生子が暗色の細胞と淡色の末端細胞からなるのではなく常に同色 Bipolaris secalis 分生子末端の細胞が中央の細胞より淡色 本種と異なり分生子の異隔壁の数が8-13(ほとんどの場合10)ではなく4-9(ほとんどの場合8) (その他掲載種) Bipolaris maydis (Y. Nisik. & C. Miyake) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris oryzae 種間交雑が可能 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトウモロコシではなくイネを宿主とする ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris incurvata 分生子の形態が類似している ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が長い ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris heliconiae ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris euchlaenae 同じEuchlaena mexicanaを宿主とする 二次代謝産物のシノドンチンを産生する 本種より分生子が短い 本種と異なり有性世代が知られていない Bipolaris yamadae ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Bipolaris mediocris (K.M. Putterill) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris poae-pratensis イネ科植物を宿主とする 分生子末端の細胞が中央の細胞よりも淡色 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い (その他掲載種) Bipolaris microlaenae Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris heveae ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアのみではなく熱帯域から知られている 本種と異なりアシボソ属ではなくパラゴムノキ属植物を宿主とする 本種と異なり有性世代が知られていない ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris triticicola 本種と異なり有性世代を形成しない (その他掲載種) Bipolaris microstegii Minnis, Rossman, Kleczewki & S.L. Flory 【よく似た種との区別】 Bipolaris victoriae ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris zeicola ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris cookei 有性世代が知られていない 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子の異隔壁の数が7-9ではなく3-7 Bipolaris drechsleri 米国に分布する 同じアシボソ属植物を宿主とする 分生子のサイズが類似している 本種より分生子柄が短い 本種より分生子柄の伸長部が多い (その他掲載種) Bipolaris musae-sapientium (Hansf.) B.A. Khasanov 【よく似た種との区別】 Bipolaris triticicola バショウ属植物を宿主とする 本種より分生子がずっと長い Bipolaris cynodontis バショウ属植物を宿主とする 本種より分生子が短い (その他掲載種) Bipolaris obclavata Sivan. 【よく似た種との区別】 Bipolaris arizonica 分生子のサイズが類似している 本種と異なりインドではなく米国アリゾナ州に分布する Thailand, Chiang Rai, near Khunkoon waterfall (その他掲載種) Bipolaris oryzae Sawada ※本種のネオタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris maydis 種間交雑が可能 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイネではなくトウモロコシを宿主とする ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris panici-miliacei イネ科植物を宿主とする ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が成熟時褐色ではなく帯オリーブ緑色 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Bipolaris panici-miliacei (Y. Nisik.) Shoemaker ※本種のレクトタイプおよびイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris oryzae イネ科植物を宿主とする ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が短い 本種と異なり分生子が成熟時帯オリーブ緑色ではなく褐色 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Bipolaris peregianensis Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris cynodontis 同じギョウギシバ属植物を宿主とする 本種よりギョウギシバ属植物に普通に見出される Bipolaris sacchari ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(特にGPDH遺伝子の配列が類似している) ITS+GPDH+EF1-α、ITS、EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris chloridis 有性世代が知られている 分生子の各細胞が同色 本種より分生子のサイズが大きい (その他掲載種) Bipolaris pluriseptata (Khetarpal, R. Nath & S.P. Lal) Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris curvispora 形態的に類似している(同種とされたこともある) 本種より分生子が短い 本種ほど分生子が強く屈曲しない 本種との交配試験で稔性を示さない (その他掲載種) Bipolaris poae-pratensis H. Deng & T.Y. Zhang 【よく似た種との区別】 Bipolaris sorokiniana 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い Bipolaris mediocris イネ科植物を宿主とする 分生子末端の細胞が中央の細胞よりも淡色 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い (その他掲載種) Bipolaris sacchari (E.J. Butler) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris stenophila 同じサトウキビを宿主とする 宿主に対して病原性を示す 本種より分生子のサイズが通常大きい 本種より分生子がずっと暗色 Bipolaris peregianensis ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(特にGPDH遺伝子の配列が類似している) ITS+GPDH+EF1-α、ITS、EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris coffeana 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が通常屈曲するのではなく通常直線状 本種と異なり隔壁数が5-9ではなく4-7 本種と異なり隔壁が異隔壁でない Bipolaris salkadehensis ITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁(ただし当該種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ただし当該種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) (その他掲載種) Bipolaris salkadehensis Ahmadpour & Heidarian 【よく似た種との区別】 Bipolaris cynodontis 分生子のサイズが類似している Bipolaris sacchari ITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁(ただし本種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ただし本種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) (その他掲載種) Bipolaris salviniae (J.J. Muchovej) Alcorn 【よく似た種との区別】 Bipolaris curvispora 形態的に類似している Bipolaris heliconiae 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が通常円筒形ではなく紡錘状~棍棒形 (その他掲載種) Bipolaris secalis Sisterna 【よく似た種との区別】 Bipolaris luttrellii 分生子末端の細胞が中央の細胞より淡色 本種と異なり分生子の異隔壁の数が4-9(ほとんどの場合8)ではなく8-13(ほとんどの場合10) (その他掲載種) Bipolaris setariae Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris luttrellii 形態的に類似している 本種より分生子形成部位が多い 本種と異なり分生子の各細胞が常に同色ではなく暗色の細胞と淡色の末端細胞からなる Bipolaris heliconiae 同じオウムバナ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい (その他掲載種) Bipolaris sorokiniana (Sacc.) Shoemaker ※本種のイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris crotonis 分生子末端の細胞が中央の細胞と同色 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイネ科ではなくハズ属(トウダイグサ科)植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris poae-pratensis 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い (その他掲載種) Bipolaris stenospila (Drechsler) Shoemaker ※本種のレクトタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris sacchari 同じサトウキビを宿主とする 宿主に対して病原性を示す 本種より分生子のサイズが通常小さい 本種より分生子がずっと明色 (その他掲載種) Bipolaris triticicola Sivan. 【よく似た種との区別】 Bipolaris microlaenae 本種と異なり有性世代を形成する Bipolaris musae-sapientium バショウ属植物を宿主とする 本種より分生子がずっと短い (その他掲載種) Bipolaris urochloae (V.A. Putterill) Shoemaker 【よく似た種との区別】 Bipolaris halepensis イネ科植物を宿主とする 分生子が直線状または屈曲する 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の異隔壁の数が8-16ではなく4-12 USA (その他掲載種) Bipolaris victoriae (F. Meehan & H.C. Murphy) Shoemaker ※本種のネオタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris microstegii ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris zeicola 宿主に対して深刻な病害を起こす 分生子のサイズの範囲が重なる 種間交雑が可能 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエンバクではなくトウモロコシを宿主とする ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris yamadae 分生子柄表面が小疣状 分生子の各細胞が同色 本種よりも分生子柄のサイズが大きい 日本 (その他掲載種) Bipolaris yamadae (Y. Nisik.) Shoemaker ※論文中ではBipolaris yamadaiとも表記されている。 ※本種のエピタイプおよびイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris maydis ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αおよびITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris heliconiae ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris victoriae 分生子柄表面が小疣状 分生子の各細胞が同色 本種よりも分生子柄のサイズが小さい (その他掲載種) Bipolaris zeae Sivan. ※日本において本種をモロコシから初めて報告した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris costina 分生子末端の細胞が中央の細胞よりも淡色 本種と異なりイネ科ではなくオオホザキアヤメ科植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の隔壁数が6-12ではなく7-10 USA, Ohio (その他掲載種) Bipolaris zeicola (G.L. Stout) Shoemaker ※本種のエピタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Bipolaris victoriae 宿主に対して深刻な病害を起こす 分生子のサイズの範囲が重なる 種間交雑が可能 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトウモロコシではなくエンバクを宿主とする ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris microstegii ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris coffeana 本種より分生子のサイズが小さい Bipolaris clavata 分生子が帯赤褐色 本種と異なり分生子が楕円形ではなく紡錘状~棍棒形 Bipolaris euchlaenae 同じEuchlaena mexicanaを宿主とする 分生子のサイズの範囲が重なる 本種と異なりシノドンチンの産生能が知られている 本種と異なり有性世代が知られていない (新組み合わせ) Curvularia buchloës (Lefebvre & A.G. Johnson) Manamgoda, Rossman & K.D Hyde 旧名:Bipolaris buchloës (Lefebvre & Aar.G. Johnson) Shoemaker (基礎異名はHelminthosporium buchloës Lefebvre & Aar.G. Johnson) (新組み合わせ、新学名) Curvularia neoindica (J.N. Rai, Wadhwani & J.P. Tewari) Manamgoda, Rossman & K.D. Hyde 旧名:Bipolaris indica J.N. Rai 【よく似た種との区別】 Curvularia sesuvii ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(ただし当該種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ただし当該種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) Curvularia indica 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の異隔壁の数が3-6ではなく3 日本 (新組み合わせ) Curvularia kusanoi (Y. Nisik.) Manamgoda, Rossman & K.D. Hyde 旧名:Bipolaris kusanoi (Y. Nisik.) Shoemaker(基礎異名はOphiobolus kusanoi Y. Nisik.) ※本種のエピタイプおよびイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Curvularia nodulosa ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と分生子のサイズが異なる ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris hadrotrichoides 形態的に類似している(同じnodulose Bipolarisグループに含まれる) (新組み合わせ) Curvularia miyakei (Y. Nisik.) Manamgoda, Rossman & K.D. Hyde 旧名:Helminthosporium miyakei Y. Nisik. ※本種のイコノタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Curvularia ravenelii 同じスズメガヤ属植物を宿主とする 病徴が類似している 分生子柄の分枝様式が類似している ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と分生子のサイズが異なる ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Curvularia nodulosa (Sacc.) Manamgoda, Rossman & K.D. Hyde 旧名:Bipolaris nodulosa (Sacc.) Shoemaker(基礎異名はHelminthosporium nodulosum Berk. & M.A. Curtis ex Sacc.) 【よく似た種との区別】 Curvularia kusanoi ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と分生子のサイズが異なる ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Bipolaris hadrotrichoides 形態的に類似している(同じnodulose Bipolarisグループに含まれる) (新組み合わせ) Curvularia sesuvii (Jing Z. Zhang) Manamgoda, Rossman & K.D. Hyde 旧名:Bipolaris sesuvii Jing Z. Zhang 【よく似た種との区別】 Curvularia neoindica ITS+GPDH+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁(ただし本種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) ITS+GPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ただし本種のGPDH遺伝子の配列は得られていない) (新組み合わせ) Curvularia subpapendorfii (Mouch.) Manamgoda, Rossman & K.D. Hyde 旧名:Bipolaris subpapendorfii (Mouch.) Alcorn (基礎異名はDrechslera subpapendorfii Mouch.) ※本種のレクトタイプおよびイコノタイプ標本を指定した。 日本 (その他掲載種) Drechslera brizae (Y. Nisik.) Subram. & B.L. Jain ※本種のエピタイプ標本を指定した。 ※この他、Bipolaris属から除外されることが予定されている (in press) 種としてJohnalcornia aberrans、Curvularia australis、Curvularia crustacea、Curvularia ryleyi、Curvularia dactyloctenii、Curvularia homomorpha、Curvularia neergaardii、Curvularia nicotiae、Curvularia portulacaeを掲載し、疑問種としてBipolaris cactivora、Bipolaris eleusines、Bipolaris flagelloidea、Bipolaris fusca、Bipolaris glycines、Bipolaris israeli、Bipolaris palousensis、Bipolaris micropus、Bipolaris prieskaensis、Bipolaris siliculosa、Bipolaris triticigrani、Bipolaris tropicalis、Bipolaris xanthosomatisを掲載した。