2019年3月27日 (仮訳)イスラエル産Peniophora属菌(特にPeniophora quercinaの変異について) Ţura, D. et al., 2007. The genus Peniophora in Israel (highlighting the variability of Peniophora quercina). Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/270881200_The_genus_Peniophora_in_Israel_highlighting_the_variability_of_Peniophora_quercina [Accessed March 27, 2019] 【R3-06073】2019/3/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イスラエルからQuercus calliprinosの材に発生した新品種Peniophora quercina f. merulioidesを記載した。 本品種は基本種とはシワタケ型の子実層托を有する点で異なっていた。 また、P. quercinaおよびP. cinereaをイスラエル新産種として報告し、イスラエル産Peniophora属菌の検索表を掲載した。 Israel, UG, Mt. Meron (新品種) Peniophora quercina f. merulioides Ţura, Zmitr. & Wasser 【よく似た種との区別】 Peniophora quercina(カワタケ) イスラエルに分布する 同じコナラ属植物を宿主とする 子実体が鈍色 子実体縁部が巻き上がる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 樹枝状糸状体を欠く 本品種と異なりヨーロッパ、アゼルバイジャン、アルメニア、米国、カナダ、ニュージーランドにおける分布が知られている 本品種と異なり子実層托がシワタケ型ではなく平坦または瘤状 (イスラエル新産種) Peniophora quercina (Pers.) Cooke カワタケ 【よく似た種との区別】 Peniophora quercina f. merulioides イスラエルに分布する 同じコナラ属植物を宿主とする 子実体が鈍色 子実体縁部が巻き上がる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 樹枝状糸状体を欠く 本種と異なりヨーロッパ、アゼルバイジャン、アルメニア、米国、カナダ、ニュージーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり子実層托が平坦または瘤状ではなくシワタケ型 Peniophora rufomarginata 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なりコナラ属などではなくシナノキ属植物などを宿主とする 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より菌糸が強く着色する (イスラエル新産種) Peniophora cinerea (Pers.) Cooke ハイイロカワタケ