2022年2月14日 (仮訳)ウルグアイ産の広義Phanerochaete属菌 Martinez, S. & Nakasone, KK. 2005. The genus Phanerochaete (Corticiaceae, Basidiomycotina) sensu lato in Uruguay. Sydowia. Available at: https://www.fs.usda.gov/treesearch/pubs/25447 [Accessed February 14, 2022] 【R3-09240】2022/2/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウルグアイで採集された菌を検討し、Phanerochaete vesiculosaとして新種記載した。 また、Phanerochaete属の8種をウルグアイ新産種として報告した。 ウルグアイ産Phanerochaete属菌の検索表を掲載した。 Uruguay, Dpto. Florida, Florida City, Parque Robaina (新種) Phanerochaete vesiculosa S. Martínez & Nakasone 語源…小胞の 【よく似た種との区別】 Phanerochaete martelliana 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なりシスチジアが棍棒形~広紡錘形ではなく錐状 本種と異なり小胞を欠く Phanerochaete laxa 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なり小胞を欠く 本種と異なりシスチジアが棍棒形~広紡錘形ではなく紡錘形 本種と異なりシスチジアが時に小さな結晶を伴うのではなく豊富な結晶を伴う 本種と異なりシスチジアが薄壁ではなく厚壁 Phanerochaete auranta 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なり子実体が連続的 本種と異なり子実体が淡褐色 本種と異なり子実層シスチジアを欠く 本種と異なり小胞を欠く 本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸が厚壁 (ウルグアイ新産種) Phanerochaete aculeata Hallenberg 【よく似た種との区別】 Phanerochaete omnivora ウルグアイに分布する シスチジアを有する 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なりシスチジアが円筒状棍棒形ではなく紡錘状 (ウルグアイ新産種) Phanerochaete corymbata (G. Cunningham) Burdsall 【よく似た種との区別】 Phanerochaete tuberculata 本種と異なり担子胞子が比較的大型という特徴を欠く 本種と異なり子実体形成菌糸層菌糸が厚壁でない (ウルグアイ新産種) Phanerochaete magnoliae (Berkeley & M.A. Curtis) Burdsall アカコメバタケ 【よく似た種との区別】 Phanerochaete sordida(ウスキイロカワタケ) ウルグアイに分布する シスチジアがほぼ円筒形 本種と異なり子実層托が平滑~疣状ではなく平滑 本種と担子胞子のサイズの範囲が異なる 本種と異なりシスチジアが薄壁ではなく頂部が薄壁で基部にかけて厚壁 本種と異なりシスチジアに結晶を伴う (南米、ウルグアイ新産種) Phanerochaete omnivora (Shear) Burdsall & Nakasone 【よく似た種との区別】 Phanerochaete aculeata ウルグアイに分布する シスチジアを有する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なりシスチジアが紡錘状ではなく円筒状棍棒形 (ウルグアイ新産種) Phanerochaete singularis (G. Cunningham) Burdsall (ウルグアイ新産種) Phanerochaete sordida (P. Karsten) J. Eriksson & Ryvarden ウスキイロカワタケ 【よく似た種との区別】 Phanerochaete magnoliae(アカコメバタケ) ウルグアイに分布する シスチジアがほぼ円筒形 本種と異なり子実層托が平滑ではなく平滑~疣状 本種と担子胞子のサイズの範囲が異なる 本種と異なりシスチジアが頂部が薄壁で基部にかけて厚壁なのではなく薄壁 本種と異なりシスチジアに結晶を伴うという特徴を欠く Phanerochaete filamentosa(キヒモカワタケ) シスチジアに顕著な結晶を伴う 本種と異なり子実体がKOHで呈色しないのではなく紫色または赤色になる (ウルグアイ新産種) Phanerochaete xerophila Burdsall 【よく似た種との区別】 Phanerochaete avellanea ウルグアイに分布する “basal hyphae”が主に薄壁 シスチジアを欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく狭楕円形