2019年8月23日 (仮訳)ポーランド産ウメノキゴケ科地衣 (2):トコブシゴケ属 Kukwa, M., Pietnoczko, M. & Czyżewska, K. 2012. The lichen family Parmeliaceae in Poland. II. The genus Cetrelia. Acta Societatis Botanicorum Poloniae. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/asbp/article/viewFile/asbp.2012.007/461 [Accessed August 23, 2019] 【R3-06520】2019/8/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド産トコブシゴケ属地衣として4種を認め、そのうち2種をポーランド新産種として報告した。 本属菌の薄層クロマトグラフィーを用いた研究をポーランドにおいて初めて実施した。 各種について識別形質、地理的分布などの知見や標本情報を掲載した。 (その他掲載種) Cetrelia cetrarioides (Delise) W.L. Culb. & C.F. Culb. 【よく似た種との区別】 Cetrelia monachorum(コフキトコブシゴケモドキ) ポーランドに分布する 形態的に非常に類似している 地衣成分が非常に類似している 本種と異なり偽盃点を下皮層に通常欠く 本種と異なり偽盃点がいくぶん隆起する 本種と異なり粉芽塊がしばしば不規則形である 本種と異なり粉芽が粗い 本種と異なり地衣成分として”imbricaric acid”および”4-O-demethylimbricaric acid”を含み、ペルラトリン酸が主要成分ではなく微量である Parmotrema perlatum 形態的に類似している(誤同定された例がある) 本種と異なり地衣体縁部にシリアを有する 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよびスチクチン酸類を含む (ポーランド新産種) Cetraria chicitae W.L. Culb. 【よく似た種との区別】 Parmotrema arnoldii 地衣成分が類似している 葉状地衣である 粉芽を形成する 本種と地衣体縁部にシリアを有する 本種と異なり粉芽塊をほとんどの場合”laciniae”に生じる 本種と異なり地衣体中央に偽根を有する 本種と異なり偽盃点を欠く (ポーランド新産種) Cetrelia monachorum (Zahlbr.) W.L. Culb. & C.F. Culb. コフキトコブシゴケモドキ 【よく似た種との区別】 Cetrelia cetrarioides ポーランドに分布する 形態的に非常に類似している 地衣成分が非常に類似している 本種と異なり偽盃点を下皮層に通常有する 本種と異なり偽盃点がいくぶん隆起するという特徴を欠く 本種と異なり粉芽塊がしばしば不規則形であるという特徴を欠く 本種と異なり粉芽が粗くない 本種と異なり地衣成分として”imbricaric acid”および”4-O-demethylimbricaric acid”を含まず、ペルラトリン酸が微量ではなく主要成分である (その他掲載種) Cetrelia olivetorum (Nyl.) W.L. Culb. & C.F. Culb. オリベトールゴケ 【よく似た種との区別】 Punctelia jeckeri 形態的に類似している(時に誤同定されていた) 偽盃点が点状 髄層がC+赤色 本種より裂片の幅が狭い 本種と異なり偽根を豊富に生じる 本種と異なり地衣成分としてレカノール酸を含む 本種と異なり地衣成分として”olivetoric acid”を欠く Punctelia subrudecta 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 偽盃点が点状 髄層がC+赤色 本種より裂片の幅が狭い 本種と異なり偽根を豊富に生じる 本種と異なり地衣成分としてレカノール酸を含む 本種と異なり地衣成分として”olivetoric acid”を欠く Hypotrachyna afrorevoluta スポットテスト反応の結果が類似している 本種と異なり偽盃点を欠く 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を含む Hypotrachyna revoluta(ハコネゴンゲンゴケ) スポットテスト反応の結果が類似している 本種と異なり偽盃点を欠く 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を含む