2024年7月6日 (仮訳)ベラルーシ産の地衣類の属、Sarcogyne Tsurykau, A. et al. 2024. The lichen genus Sarcogyne (Acarosporaceae) in Belarus. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: https://ojs.utlib.ee/index.php/FCE/article/view/24311 [Accessed July 6, 2024] 【R3-11858】2024/7/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベラルーシからSarcogyne属のS. belarusensis、S. hypophaea、およびS. pruinosaを報告した。 その中でS. belarusensisが最も広範に分布しており、コンクリートなどの人工的なカルシウム質基質に生育していた。 S. hypophaea、S. pruinosaはそれぞれ1ヶ所、2ヶ所の産地でしか知られていない極めて稀な種であった。 (その他掲載種) Sarcogyne belarusensis K. Knudsen, Tsurykau, Kocourk. & Hodková 【よく似た種との区別】 Sarcogyne pruinosa 稀に岩上生のことがある 本種と異なり子実層ゲルがヘミアミロイドではなく真のアミロイドである Sarcogyne distinguenda ヨーロッパに分布する 石灰質基質に発生する 地衣体縁部がメラニン化する 子実層ゲルがヘミアミロイド 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子が球形~広楕円形 Sarcogyne fallax ヨーロッパに分布する 石灰質基質に発生する 地衣体縁部がメラニン化する 子実層ゲルがヘミアミロイド 本種と異なり岩上生地衣でない 本種より子実層の丈が高い 本種と異なり子嚢胞子が球形~広楕円形 Sarcogyne nivea ヨーロッパに分布する 岩上生地衣である 石灰質基質に発生する 地衣体縁部がメラニン化する 子実層ゲルがヘミアミロイド 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子が球形~広楕円形 (その他掲載種) Sarcogyne hypophaea (Nylander) Arnold (その他掲載種) Sarcogyne pruinosa (Schaerer) A. Massalongo 【よく似た種との区別】 Sarcogyne lecanorina ヨーロッパに分布する 子実層ゲルが真のアミロイドである 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子器がレカノラ型 本種より子実層の丈が低い Sarcogyne oceanica ヨーロッパに分布する 肉眼的形質が類似している 顕微鏡的形質が類似している 子実層ゲルが真のアミロイドである 本種と異なり子器縁部が子器盤より隆起し内側に屈曲する Sarcogyne platycarpoides ヨーロッパに分布する 子実層ゲルが真のアミロイドである 本種より子器縁部の幅が通常広い 本種と異なり子器下部に藻類を含むことがある Sarcogyne praetermissa ヨーロッパに分布する 肉眼的形質が類似している 顕微鏡的形質が類似している 子実層ゲルが真のアミロイドである 本種と異なり子器縁部が子器盤より隆起し内側に屈曲する Sarcogyne hypophaeoides 形態的に類似している(当初この種に同定された) 子実層に油滴が散在する 子実層ゲルが真のアミロイドである 本種より子実下層が黒色