2023年6月25日 (仮訳)Glypholecia属の系統分類、および中国北西部産の1新種 Yin, A-C. et al., 2023. The phylogeny and taxonomy of Glypholecia (Acarosporaceae, lichenized Ascomycota), including a new species from northwestern China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/104314/ [Accessed June 25, 2023] 【R3-10727】2023/6/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Glypholecia属のITSおよびmtSSUに基づく系統樹を作成した。 中国で採集され、地衣体が鱗片状であり、子嚢胞子が楕円形であることなどで特徴づけられた本属地衣の一種を検討し、G. qinghaiensisとして新種記載した。 また、内モンゴル自治区からG. scabraを初めて報告ほか、G. tibetanicaがそのシノニムとなる可能性を指摘した。 中国青海省海西モンゴル族チベット族自治州都蘭県 (新種) Glypholecia qinghaiensis An C. Yin, Q. Y. Zhong & Li S. Wang 語源…青海産の 【よく似た種との区別】 Glypholecia scabra 中国に分布する 子器が豊富である 子器が”compound”である ITS+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり偽根を欠く 本種と異なり子嚢胞子が楕円形でない ITS+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (内モンゴル自治区新産種) Glypholecia scabra (Pers.) Müll. Arg. 【よく似た種との区別】 Glypholecia qinghaiensis 中国に分布する 子器が豊富である 子器が”compound”である ITS+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり偽根を有する 本種と異なり子嚢胞子が楕円形である ITS+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Glypholecia tibetanica Zahlbr.