2022年1月28日 (仮訳)オーストリア産の粉芽を有するXylographa属地衣 Heininger, C. & Spribille, T. 2009. The sorediate species of Xylographa in Austria (Baeomycetales, lichenized Ascomycetes). Herzogia. Available at: https://blam-bl.de/images/Herzogia_22/Downloads/H22-Heininger-Spribille.pdf [Accessed January 28, 2022] 【R3-09188】2022/1/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリアからXylographa soraliferaとX. vitiligoの2種を報告した。 前者は国内の広範な地域から見出されたが、オーストリアからの報告は初となった。 両種からなる検索表を作成した。 (オーストリア新産種) Xylographa soralifera Holien & Tønsberg 【よく似た種との区別】 Xylographa vitiligo オーストリアに分布する 形態的に類似している(長い間混同されてきた) 粉芽を有する K+帯褐黄色である P+橙赤色である 本種と異なり地衣体の粉芽を生じない箇所が通常良好に発達するのではなくしばしば発達不良 本種と異なり地衣体の粉芽を生じない箇所が表在性ではなく埋生 本種と異なり粉芽塊が顕著な凸形ではなく凹形~扁平 本種と異なり外側の粉芽塊が通常暗色にならないのではなく塩コショウのような色を呈する 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を欠く Pertusaria pupillaris オーストリアに分布する 痂状地衣である 粉芽を有する 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり粉芽塊が破出性 本種と異なり粉芽塊が空洞状である 本種と異なり地衣成分としてプロトセトラル酸を含む Ramboldia cinnabarina 痂状地衣である 粉芽を有する 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む Lecanora conizaeoides 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり材上に生じることが稀である 本種より粉芽塊が不規則に破出する (その他掲載種) Xylographa vitiligo (Acharius) J.R. Laundon 【よく似た種との区別】 Xylographa soralifera オーストリアに分布する 形態的に類似している(長い間混同されてきた) 粉芽を有する K+帯褐黄色である P+橙赤色である 本種と異なり地衣体の粉芽を生じない箇所がしばしば発達不良なのではなく通常良好に発達する 本種と異なり地衣体の粉芽を生じない箇所が埋生ではなく表在性 本種と異なり粉芽塊が凹形~扁平ではなく顕著な凸形 本種と異なり外側の粉芽塊が塩コショウのような色を呈するのではなく通常暗色にならない 本種と異なり地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を欠く Lecidea pullata 形態的に類似している(よく混同される) 本種と異なりUV+白色である 本種と異なり地衣成分としてスフェロホリンを含む Lecidea griseovirens 本種と異なり粉芽塊が微かに黄色を帯びる 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよびノルスチクチン酸を含む 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を欠く Buellia arborea 本種と異なりK+帯褐黄色ではなくK+黄色である 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよびプラコジオール酸を含む Lecanora expersa オーストリアに分布する 材上生地衣である 形態的に類似している(時に混同される) 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンおよび未知の脂肪酸を含む 本種と異なりフマルプロトセトラル酸およびスチクチン酸を欠く