2016年2月7日 (仮訳)分子および形態データに基づくHeydenia属の分類学的位置 Leuchtmann, A. & Clémençon, H., 2012. The taxonomic position of the genus Heydenia (Pyronemataceae, Pezizales) based on molecular and morphological data. Mycological progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-011-0779-5 [Accessed February 7, 2016]. 【R3-02632】2016/02/07投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Heydenia属菌の分子および形態データを検討し、本属がOrbicula属に近縁であることを示した。 従来の知見と異なり、本種の子実体は有柄の閉子嚢殻(有性世代)で、子嚢が消失性であることが示唆された。 分子データでは本属がホネタケ属と異なることが示された一方、Onygena arietinaは本属に移された。 (その他掲載種) Heydenia alpina Fresen. 【よく似た種との区別】 Heydenia arietina tubBに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体ががっしりとしている 本種と異なり閉子嚢殻の幅が高さよりも大きい 本種と異なり”coronula”が三角形でない 本種より子嚢胞子のサイズが大きい tubB遺伝子の7/360塩基が異なる (新組み合わせ) Heydenia arietina (E. Fischer) Leuchtm. & H. Clémençon 旧名:Onygena arietina E. Fisch. 【よく似た種との区別】 Heydenia alpina tubBに基づく分子系統解析で近縁 本種ほど子実体ががっしりとしていない 本種と異なり閉子嚢殻の幅が高さよりも小さい 本種と異なり”coronula”が三角形 本種より子嚢胞子のサイズが小さい tubB遺伝子の7/360塩基が異なる