2022年4月14日 (仮訳)Neophyllis pachyphyllaにまつわるトラブル Kantvilas, G. 2022. The trouble with Neophyllis pachyphylla (lichenised Ascomycetes). Swainsona. Available at: https://know.ourplants.org/download/swainsona/JABG36P001_Kantvilas.pdf [Accessed April 14, 2022] 【R3-09416】2022/4/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリア産の2種の地衣、Neophyllis melacarpaとN. pachyphyllaに関連する混同を整理した。 両種は地衣成分のみが異なる同種と考えられたこともあったが、形態的にも明瞭に区別できることを示し、それぞれを別個の種として認めた。 両種の改訂版記載文と検索表などを掲載した。 (その他掲載種) Neophyllis melacarpa F. Wilson 【よく似た種との区別】 Neophyllis pachyphylla 同所的に分布する(オーストラリア、ニュージーランド) 形態的に類似している(同種と考えられたこともある) 地衣成分として”melacarpic acid”を含む 本種と異なり普通種ではなく通常稀産種である 本種と異なり材上に普通であり、湿ったピートまたは砂質土壌にも生じるのではなく花崗岩上の砂質または砂利混じり土、あるいは岩上に直接生じる 本種と異なり地衣体が密な芝生状またはクッション状であり、末端部の節が円筒形および珊瑚状の頂部が分岐した鱗片状、あるいは完全に円筒形の裂片からなるのではなくかなり散在した、斜上し頂部が僅かに厚い、先端が丸い鱗片からなり、円筒形の突起はしばしば存在するが多数を占めない 本種と異なり地衣成分として”grayanic acid”およびフマルプロトセトラル酸を含まない (その他掲載種) Neophyllis pachyphylla (Müller Arg.) Gotth. Schneider 【よく似た種との区別】 Neophyllis melacarpa 同所的に分布する(オーストラリア、ニュージーランド) 形態的に類似している(同種と考えられたこともある) 地衣成分として”melacarpic acid”を含む 本種と異なり通常稀産種ではなく普通種である 本種と異なり花崗岩上の砂質または砂利混じり土、あるいは岩上に直接生じるのではなく材上に普通であり、湿ったピートまたは砂質土壌にも生じる 本種と異なり地衣体がかなり散在した、斜上し頂部が僅かに厚い、先端が丸い鱗片からなり、円筒形の突起はしばしば存在するが多数を占めないのではなく密な芝生状またはクッション状であり、末端部の節が円筒形および珊瑚状の頂部が分岐した鱗片状、あるいは完全に円筒形の裂片からなる 本種と異なり地衣成分として”grayanic acid”およびフマルプロトセトラル酸を含む